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【読書】自分を尊敬しよう【超訳ニーチェの言葉】
始めの一歩は自分への尊敬から
自分はたいしたことがない人間だなんて思ってはならない。それは、自分の行動や考え方をがんじがらめに縛ってしまうようなことだからだ。
そうではなく、最初に自分を尊敬することから始めよう。まだ何もしていない自分を、まだ実績のない自分を、人間として尊敬するんだ。
自分を尊敬すれば、悪いことなんてできなくなる。人間として軽蔑されるような行為をしなくなるものだ。
そういうふうに生き方が変わって、理想に近い自分、他の人も見習いたくなるような人間になっていくことができる。
それは自分の可能性を大きく開拓し、それをなしとげるにふさわしい力を与えることになる。自分の人生をまっとうさせるために、まずは自分を尊敬しよう。(本書より)
始めに
おばんでございます。サムカフェオーナーのオサムです。
何もしていない自分を、実績のない自分を「人間として尊敬するんだ」
とニーチェ殿は言ってますけれども。
実際、何の実績もない自分を尊敬できるのか?
それは、自分を認めるってこと?
反対に、自分を否定しないということ?
と。そんな問いを抱きました。
ニーチェの言いたいことを理解できたような気がするけれど、
誰かに分かりやすく説明できる自信はない。
ということで。
「自分を尊敬する」。
この言葉を元に
僕なりの思考のプロセスをたどっていきたいと思います。
そもそも「尊敬」とは
その人の人格をとうといものと認めてうやまうこと。その人の行為・業績などをすぐれたものと認めて、その人をうやまうこと。
「互いに尊敬の念を抱く」「尊敬する人物」
(goo国語辞典)
調べてみると、人格をとうといものと認めてうやまうこと。とある。
ということは。自分を尊敬するということは
「自分の人格をとうといものと認めてうやまうこと」
ということになるのだろうか?(笑)
分かったようで、分からない。
ぼんやりと、イメージをつかめたような気はするが、
満足に説明はできないだろう。
「自分を尊敬する。ということは
自分の人格をとうといものと認めてうやまうこと」だよ。
伝えても、おそらく「?」マークがついてしまうだろう。
それぞれの文字が持つ意味は?
「尊」(きわめて価値が高い、非常に貴重)
とうとい(尊い)には「価値が高い」といった意味合いがある。
つまり、自分自身が価値のある人間だ。と認めることなのだろうか。
でも「僕には価値があるんです!」と人に言われても、なんか胡散臭い感じもします…。
分かり切ったことですが。人に言うのではなく。そういう気持ちを自分の中に持っておくことが大切なんでしょう。
「敬」(相手を尊んで礼をつくす)
うやまう(敬う)には「上位のものとして礼を尽くす」という意味がある。
よく使われる言葉では「老人を敬う」「恩師を敬う」。といったように、相手に敬意を表すという事だろう。
「自分を敬う」ということは、自分に敬意をはらう。といってもいいのだろうか?
ではニーチェが言いたい「自分を尊敬する」とは。
「自分自身は価値がある人間だと認めて、敬意を払う対象だ」ということか。
ん~。。。。
なんかわかったような。わからないような。
自分を尊敬すれば、悪いことなんてできなくなる。人間として軽蔑されるような行為をしなくなるものだ。
じゃあ反対の意味はなんだろうか?
「尊敬」の反対語は「軽蔑」
「軽蔑」(ばかにすること。さげすむこと)
逆に考えると。「自分を軽蔑する」という事になる。
自分はたいしたことがない人間だなんて思ってはならない。それは、自分の行動や考え方をがんじがらめに縛ってしまうようなことだからだ。
いわゆる。「囚われている状態」という事でしょうか。
自分の可能性を見出せないまま、自分を否定して、自信がないゆえに価値を失ってしまっている
そんな姿が見えるような気がします。
という事は。
(僕なりの結論)
「自分の存在を否定せず、ありのままを認める。」
と解釈することができるのだろうと思います。
ただ、この領域に意識を持っていくには、やはりある程度の土台となる考え方が必要になると思います。
「はいそーですか。では今からそう考えるようにします」と簡単に考え方を変えるのは難しいのかもしれません。
そして考えを深めるには「言葉」が必要不可欠です。
自分の持っている「言葉」のレベルが高ければ高いほど、広ければ広いほど、深く広い思考にたどり着けると考えています。
ニーチェが言いたかった。「自分を尊敬する」という事を理解するには
「自分を尊敬できる考え方」を持っておく必要があるんだろうと思います。
その考え方を作るには「思考をする言葉」が必要と思います。
ニーチェがこの文章を生み出したバックグラウンドは勉強不足なのではっきりとしたことは言えませんが
これから、少しづつ勉強していこうと思います。
へばね~。