![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38789475/rectangle_large_type_2_a49bc2f9b6034ecf502d3e15598aca52.jpg?width=1200)
【読書】金持ちになる男、貧乏になる男 スティーブ・シーボルド著
始めに。
おばんでございます。サムカフェオーナーのオサムです。
今回はタイトルの書籍を読んだので、内容をアウトプットしていきたいと思います。
先月からは「お金」の本ばかりを読んでいます。
といっても、稼ぎ方を書いている本ではなく、価値観を広げる事を目的に「お金」に対する心の持ち方や考え方を説いている本を選んでいます。
これまで漠然と「お金」に対してのイメージをそれぞれ持っているのは育ってきた家庭環境に大きく左右されています。
本書ではテーマごとに100項目にわたって「貧乏になる男の考え方」と「お金持ちになる男考え方」の違いにフォーカスして著者ならではの考え方を元に紹介しています。
本当にお金持ちになりたい人だけ、手に取ってください。(本書帯より)
著者について
著者であるスティーブ・シーボルト氏は「どうすればお金持ちになれるのか?」というシンプルかつ難問に対して、25年間にわたって多くの金持ちに話を聞き、研究を進めた末に数々の教訓を学んできました。
著者がその研究を始めたのは大学在学中の頃。当時一文無しの貧乏学生だった著者は研究を始めた理由を「自分もお金持ちになりたかったからだ」と説く。
そして著者が研究を進めていく中で気づいたのは
金持ちになるには、まず金持ちの「考え方」を身につけなければならないということである。 (プロローグより)
と語っています
今現在では能力開発の第一人者として一流企業の社員研修を担当し、大勢の人材を育成し、主なクライアントはトヨタ、ボルボ、P&Gなどの有名企業が名を連ね、講演会の収入で世界の講演者の上位1%に入る。とのこと。
本書の構成
本書の構成は
貧乏になる男は「○○〇」で、金持ちになる男は「○○〇」だ。
一つのテーマで貧乏になる男のと金持ちになる男の考え方や行動パターンを対比し、それについて解説したものが100項目納められている。
一つひとつの項目の最後にテーマを締めくくるように
著者の「金持ちになるためのアドバイス」
が書いてあり、貧乏になる男と金持ちになる男の対比構造の結論を著者なりに述べ、金持ちになるための考え方や行動を「アドバイス」として示している。
1ページごとに話が完結しているので、普段なかなか読書に時間を使えない人にとっても、スキマ時間に項目を読み切れるので忙しい方にもおすすめ出来る。
内容紹介
本書は第一章から第八章にわたって
本質・偏見・思い込み・努力・行動・価値観・子供への教育・自己投資
と、「お金に対しての考え方」を著者の視点で語っている。
第一章 お金の本質を理解しているか?
第二章 お金に対して偏見をもっていないか?
第三章 自分には稼げないと思い込んでいないか?
第四章 自分を信じて努力しているか?
第五章 積極的にチャンスをつかもうとしているか?
第六章 お金に対して罪悪感をもっていないか?
第七章 子どもにお金の重要性を教えているか?
第八章 自分に投資しているか?
その中でも第五章 積極的にチャンスをつかもうとしているか?の項目が一番数が多く、著者の姿勢がうかがえる。
50 貧乏になる男は「悲観的」になる方が得策だと考え、金持ちになる男は「楽観的」になる方が得策だと考える。 (126p)
58 貧乏になる男はできるだけ「怠けよう」とし、金持ちになる男は人一倍の「努力」をする
59 貧乏になる男は「努力せずに楽をしよう」と考え、金持ちになる男は「努力を楽しもう」と考える
この項目の見出しを見て、僕もドキリとする感覚があった。読み進めていくほどに、「なるほど」と自分の価値観が少しづつ変わってくのが実感できた。
所感として。
以前に書評した「一生お金に困らない生き方」同様に、この本を読んで明日から劇的に人生が変わる!という事はおそらく望めないだろう。、
しかし、育ってきた環境で培ってきた「お金に対しての価値観」を普段から見直し続ける事を前提として、その度に「その時の自分自身をチェックする書籍」として本棚に並べておくだけでも価値はありそうな本だと感じる。
終わりに。
お金についての書籍はこれで3冊目になりました。
共通していることは
「あると思えばある」「ないと思えばない」という点でしょうか。
お金に対して自分の根本の前提が「ネガティブ」な物であれば、お金もそれを鏡に映すように「ネガティブ」な姿で目の前に現れるといったところでしょう。
僕自身お金持ちではありませんが、本によって様々な価値観を学べる事が何よりも価値があることだと思います。
宝島の海賊たちが盗んだ財宝よりも、本には多くの宝が眠っている。そして、何よりも、宝を毎日味わうことができるのだ。(ウォルトディズニー)
へばね~。