上條淳士/SEXに思いを馳せて08
学生時代「TO-Y」「SEX」と写実主義的オシャレ漫画を描いていた上條 淳士(かみじょう あつし)さんに思いを馳せて、今も米国の香りのする福生に存在した【米軍ハウス】を見に行った時のお話です。数年前のお話です。写真はHD破損で小さいものしか残っていません。トホホ。
米軍ハウスを探すために横田基地周辺を散策。地図を頼りに福生駅を横断し、町のパン屋さんの前を通りかかる。その店で米軍ハウスのちょっとした情報を得た。
パン屋さんで教えてもらったエリアへ向かう途中、とうとう(自分的に)ホンモノの米軍ハウスを見つけた。蒸し暑い梅雨時期、汗だくになっても足運びは自然と早くなった。
木柵と番線でできた簡単なフェンスもアメリカっぽい。簡単に入れちゃう。でもちゃんと区切ってるよ、なにがあっても知らないよ。のフェンス。
牛浜で見たハウスにもアルミサッシは使われていない。湿気の多い日本では歪んで軋んでそのうち使えなくなる。
と言っても、米軍兵は任期が終われば他へ移るから、それほど気にならないんだろう。
住んでいた兵士的には、自分の生まれた家よりこのハウスの方が綺麗だったかもしれない。このエリアはまだ横田基地からだいぶ距離があるので、一般兵向かな。
見ての通り廃屋で周辺は更地になっていた。ここは一番奥まったところだっだので、取り壊される最後のハウスだったのかもしれない。
木柵の外からズームで撮影。階段に見えるけど棚板。平屋だからね。
奥に続く廊下に勝手口の扉。天井は高く開放的だけど実際は暑くて寒いらしい。
通気口だろうか。湿気がたまりそうだな。周りはすべて土。
ここで気が付いた。ハウスの横には木が植えてある。遠くからも判る。この木の大きさがハウスの歴史になっているのかもしれない。
幼いころ見た福生はこんな街でした。今や歴史書だな。
写真10枚程度とちょっとだけ文書を載せます。しばらくこのシリーズです。不定期掲載です。