見出し画像

mono-gatari2024 !イベントレポート

こんにちは!sampaiインターンのととこです。

毎年恒例のsampai主催イベント「mono-gatari」、2024年もおかげさまで開催することができました。mono-gatariは、「ものが語る、その声に耳を傾けて」をモットーに、sampaiが年に1度開催しているマルシェイベント。京都を拠点とする事業者が集い、作り手の想いや商品のルーツなどモノの背後にあるストーリーを感じながら購入できる場を提供しています。

今年は10月18日・19日に河原町御池のQUESTIONで行いました。多くのお客様にお越しいただき、sampaiメンバー一堂とても嬉しく思います。ご来場いただいた皆様ありがとうございました!この記事では、mono-gatariの出店者や当日の様子、私が感じたことなどについてお伝えしていきます。

今年の出店者は…?

今年も魅力的で個性あふれる事業者の方々に出店していただきました。
以下、簡単にご紹介します。(各社HPを記事の最後に載せたのでよければご覧ください!)

mono-gatariの出店者さんたち
  • 京柚  :  栄養たっぷりで身体にいいけれど、捨てられてしまいがちな柚子ワタを活用し、柚子を種から皮まで丸ごと楽しめる商品を展開。

  • 加音西京極作業所:自閉症の方の社会参加、自己表現の場として活動するNPO法人。利用者さんが描いた絵を使ったふろしきやノートなどを販売。

  • 株式会社ラコーム:福井県勝山市にあるアパレル製品の縫製工場。ものづくりの楽しさを伝える子ども向けワークショップや、余り布を活用する取り組みも行っています。

  • 珈舞堂:《暮らしに珈琲の風を、循環の気づきを。》をコンセプトに、コーヒーかすやカスカラなどをアップサイクルした商品を展開する、京都のライフスタイルブランド。

  • mamesome:鎌倉時代より続く伝統的な京型染めの技法を使い、生活の中に取り入れやすい和柄雑貨を手掛けています。

  • NEPALink:日本とネパールをつなぐ架け橋として活動するブランド。現地のフェアトレード工場にて製造した雑貨や、温かみのあるネパール産の手作り小物を多数販売しています。

環境や社会の在り方を考えた取り組みをしたり、伝統工芸を現代のニーズに合わせて守り続けたりと、それぞれが想いを込めて作り上げた商品が集まりました。

当日の様子

当日は、SNSを見てきてくれた方やふらっと立ち寄ってくれた方、外国人観光客の方まで、多くの方で賑わいました。会場では、作り手とお客様が直接顔を合わせて語り合い、商品の背景やこだわりについて話に花を咲かせる様子が見られました。

また今回はものづくり体験プログラムも充実しており、西陣織の端材を使ったsampaiの子供向けワークショップや、株式会社ラコームによるミシンでのポーチ作りとシルクスクリーンのワークショップが行われました。普段あまり触れることのない体験にわくわくしながら、親子で楽しんでくださる姿が印象的でした!

ミシンを使ったポーチ作りのワークショップの様子

実際に作り手と顔を合わせ、直接会話を交わすことで、商品の背景にある「モノガタリ」やそこに込められた想いを理解していただけたのではないでしょうか? 今回の体験が、少しでも記憶に残るひとときになっていれば嬉しいです。

またボランティアとして手伝いに来てくれた地域の高校生や、イベント限定メニューを提供してくれたQUESTIONのカフェスタッフの皆さん、さらに閉店後の周年パーティーに駆けつけてくださった関係者の方々など、多くの方に支えられて盛況のうちに終えることができました!

セレクトショップ<Think Before You Buy.>

今年はQUESTIONのリニューアルを記念し、2日間のmono-gataraiに加えて、同会場で10月いっぱいの期間限定で京都の選りすぐりの商品を集めたセレクトショップ<Think Before You Buy.>を実施しました。作り手の声に耳を傾けるだけでなく、購入というアクションを通じて「地域や文化、作り手とこれからを一緒に考える。」そんな社会の入り口となることを目指した企画です。

Think Before You Buyのブース。コンパクトながら充実した空間

(1)アップサイクル / 端材の利活用
(2)得意を活かし、時代に沿ったプロダクトを展開する京都の商品

この2つを軸に商品をセレクトし、伝統を守りつつ現代でも色褪せない商品を展開する老舗から、斬新な発想で新たなアップサイクル商品を生み出す若手まで、個性豊かなアイテムが揃いました!

さらに、ブランドや商品についての説明パネルを設置したり、毎週会場で学生コンシェルジュがお客様に直接ご案内したりと、商品の背景を知りながらお買い物を楽しめる場を作りました。京都の産業に関心のある方や旅行客の方はもちろん、普段QUESTIONを利用している方にも、改めて地域の魅力に気づいてもらう機会になりました。

このスペースでは今後も商品を入れ替えながら様々アイテムが展示される予定なので、ぜひ足を運んでみてくださいね!

おわりに

イベントレポート、いかがでしたか?
mono-gatariのコンセプトや空気感が少しでも伝わっていると幸いです。

私は今回はじめてmono-gatariに参加し、イベントを作り上げる中でお客様や事業者の方、QUESTIONのスタッフの皆さんなど多くの方と関わらせていただきました。そして、ひとつの商品やイベントが実現するまでに、どれほど多くの人の努力や想いが注がれているのかを肌で感じました。

普段、消費者として商品の裏側に触れる機会は多くありませんが、今後は私自身も商品に込められた想いやストーリーにもっと目を向けていきたいと思っています。そうすることで、手に取るモノがより特別な存在になり、作り手の想いも一層深く感じられるのではないでしょうか。
来年以降もmono-gatariを通じて商品の背後にある「モノガタリ」を皆様にお届けできればと思いますので、今後もどうぞよろしくお願いいたします!

↓ mono-gatariの出店者さんのHPです。
ぜひチェックしてみてくださいね。

京柚

【加音西京極作業所

【株式会社ラコーム】

珈舞堂

【mamesome】

【NEPALink】




いいなと思ったら応援しよう!