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小説とオリキャラ
オリキャラ創作が好きだ。一次創作のみならず、二次創作でオリキャラ創作をやることがある。例として挙げるならば、ポケモンのゲームの主人公が自分だったらどんな風に過ごすか。或いは原作にいないオリジナルトレーナーを考えて手持ちや人間関係を妄想する。あるゲームの世界観の中でオリキャラを交流させる創作企画にも参加したことがある。オリキャラ創作が好きだ。書くのも楽しいし見るのも楽しい。
アバターを作れるゲームではキャラメイクにこだわってしまう。そしてプレイするうちに愛着が湧いた『うちの子』のゲームでは見られない一面を想像して作品に落とし込む。そんな感じの創作活動をすることがある。
アバターを作れないゲームにおける創作やオリジナルキャラクターについては、キャラットやピクルーのような着せ替えアプリを用いて容姿を検討する。私は脳内映像先行型の書き手なのでビジュアルは重要なのだ。
そうして作り上げたこだわりのオリキャラについて書いてみる。
小説に登場するオリキャラは本編がないと存在できないと思っている。物語の中で活躍させられないと、どんなに練った設定も資料で終わってしまう。そう考えるため、私はオリキャラを作ったら本編の執筆を頑張るようにしている。発表するかどうかに関わらず、キャラを作った記録として1本以上短編を書くようにする。一次創作はその積み重ねでまとまった話を作る。二次創作においては妄想した人間関係を具体的なエピソードとして書くようにすれば、作品数が増えるし設定に説得力が出るような気がしている。
私はキャラクターから物語を膨らませるタイプなのでこういうやり方で執筆をしている。本編を読んでもらえればキャラがわかるようにするのが目標だ。
まとめると、自キャラのプロモーション活動として本編を書いているのだ。
しかしこのやり方は、キャラクターの概要だけを把握したい人にとっては少々鬱陶しいだろう。小説を読むことが苦痛な人の存在を私は知っている。
そういう人にうちの子を認知してもらうために、私はコミッションを利用している。気に入った絵師にうちの子を描いてもらい、ビジュアルの設定を具現化してもらうのだ。
先述したようにビジュアルの表現は着せ替えアプリやアバター作成ゲームで代替することができるが、使用できるパーツが限られたり、構図が制限されるため、こだわりの一枚をこの世に誕生させるために人に描いてもらうのだ。
私はコミッションに依頼するのが趣味なので、費用は娯楽代として考えている。我ながらいい趣味だと思っている。
そうして出来上がった世界に一枚だけのイラストをキービジュアルとしてうちの子の存在を発信する。イラストを見て興味を持ってくれた人を自創作へ誘導するのだ。絵を描いてくれる人が助けてくれるお陰で、私は多くの人に創作を見てもらえている。
コミッションの素晴らしさを語って話が逸れてしまった。
うちの子は確かに存在している。本編とビジュアルが揃うことでうちの子は存在できる。うちの子のために手を動かしお金を払っている。私はそれが楽しい。もし見てくれる人も楽しませることができたらこの上なく幸せだ。
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