奥さん、歯痛と戦う in 英国
明けましておめでとうございます!!!
もうすでに数日たってしまいましたが、、、
実は!!わが家では年末大事件が起きてしまったのです。
ああ、、、てんやわんやでした。
写真を撮ったクリスマスの日には、こんな年末がまっているなんて、、想像もしていなかった。。。
特に大変だった2020年最後の3日間を振り返ってみます。
2020年12月29日(火曜日)
午前4時半奥さんが、
「もう耐えられない。」
とうなっている奥さんに気づき目が覚める。
「えっ?」
と夢か現実化もよくわからない状態で眠気と戦い奥さんの方を見る僕。
「OMG!!!」
ななななんと、奥さんの右頬がリスの膨れた頬のように張れている。
実はクリスマス前から歯が少し痛かったようで、
でも歯医者もどうせお休みだと思い一人で抱え込んでいたらしい。
日本から持ってきていた痛み止めを飲んでいたらしいが、
なかなか効かなかったらしく、、、
すやすやと眠る僕の隣で、なかなか寝れずにもがいていたらしい。
ごめんね、、、言ってくれればよかったのに。痛かったね。もう大丈夫だからねっと、、
とりあえず行きつけの歯医者さんが8時に開くまで、
イギリスの少し強めの痛み止めを飲んで様子を見る。
8時ちょうどに口もあまり開けない彼女に代わって電話。
「もう腫れてしまって、、、寝れなくて、大変なんです!」
と言ったら、
「今日は本当は予約いっぱいなんだけど、、、、ちょっと先生に聞いてみるから、電話かけなおすわね。」
と言ってくれ、電話を待つ。
「今すぐなら先生時間があるとのことです。これますか?」
とパジャマのまま車で3分の歯医者さんへ駆け込む。
コロナ対策で僕は奥さんと一緒に歯医者さんの中には入ってはいけないので、車で待機。
20分後、処方箋をもって彼女が出てくる。
「ペニシリン系抗生物質を飲んで腫れが引いたら来週治療開始するみたい」と、
少し安心した顔で出てきた彼女。
少し安心する僕。だけども、戦いは始まったばかり。
2020年12月30日(水曜日)
抗生物質は2,3日たって効いてくるらしく、あまり劇的な変化は見られない彼女。
ベッドの上でうーんうーん。ともがきつづける奥さん。
少し熱っぽい奥さん。
今のご時世、簡単に熱も出せないと涙する奥さん。
実は熱がでてるとコロナ対策で歯の治療も開始することができないのです。
測ってみるとどうやら熱はない様子。
歯が痛くて熱が出ることはよくあることらしいが、平均体温が低めな奥さんにとっては、36度後半もだいぶ熱いと感じるみたい。
あまりにもしんどそうで、どうしていいかわからず、
奥さんのカナダに住む歯医者の友人に電話。
「とりあえず休むこと。歯の下に膿がたまって、抗生物質が今細菌と戦っているから大丈夫」
とのこと。
うーん、、、大丈夫なのかな、、。
日本に住む奥さんの両親に電話をする。
どんなにつらそうでも涙を見せなかった彼女が、
お義母さんと話し始めた瞬間、号泣。
「可哀想だったね、、痛かったね、、」っと優しい声をかけるお義母さん。
お母さんってやっぱりすごい。すごいな。
話を聞く限り、昨夜も寝れなかったらしい、、、今日が一番つらいみたい。
代わってあげたいけど、、、ごめんね。がんばれ、がんばれ。
2020年12月31日
年末に飲む!と楽しみにしていた、サッポロビールに日本のウィスキー「季」。
年末に食べる!と楽しみにしていた、お餅に冷凍刺身。
全部もちろんおあずけな僕の奥さん。
歯の痛みと同時に、、、なんと舌に口内炎ができたらしい。
しかも左側(歯の痛みは右側)。
もうストローで何かを吸引するくらいしかできない彼女はなんだかここ数日で痩せたようにも見える。
口は痛いが、胃は健康なためおなかはすくようで、ゼリーやおかゆで胃袋を満たす。
話すのもちょっとつらそうだから一人にしてあげようとリビングで待機する僕。
今日の夕ご飯は何にしようと考えていたところ。
ドアのチャイムが。
「インド料理のデリバリーです」
と。
えっ頼んでないけどなーと思ったけど、デリバリーのお兄さんが奥さんの名前を言うので、どうやら僕の奥さん宛てのよう。
動揺する僕の腕のアップルウォッチがぶるぶると鳴る。
「せっかくのNEW YEAR's EVEに何もしてあげられなくてごめんね、、
せめておいしいもの食べてね。」
と奥さんからのメッセージ。
どうやら僕のためにデリバリーを注文してくれたようだ。
僕は思わず泣きそうになった。
そんな彼女の手を握り、彼女の愛とインド料理で胃を満たした僕は、早く治療が始まって、一日でも早く良くなることをねがって、2020年を締めくくりました。
さて、イギリスはまたロックダウンが厳しくなり、今年もおうちで過ごす時間が多くなりそうです。
今年もどうぞよろしくお願いします!!!