シドニーと日本の小学生のオンライン交流会をはじめ早7ヶ月が経ちました。
毎月1回しかできずもどかしさはありますが、徐々に増やしていきたいと考えています。
今回は、計7回交流会をやってみて感じた『シドニーと日本の教育の違い』について書きたいと思います。
※写真は次回のものになります。
シドニーと日本の教育の違い
交流会に参加しているのは小学生4-6年生です。この年齢で国際交流をしているこの子たちは、本当に優秀だなと思います。「知らないことに興味を持つ」力がすごく、毎回大盛り上がりであっという間に1時間が終わってしまいます。
さて、本題であるシドニーと日本の教育の違いについてですが、結論、参加時の姿勢が全く違うことです。※どっちが良い悪いを伝えるものではありません。
参加時の姿勢とは、テーマに対して自ら自分の意見やアイディアをいうかどうかです。
例えば、【オーストラリアと日本の違いを挙げる】をお題としたときに、手を挙げてアイディアを出すのはシドニー側が多かったりします。
日本側はというと、比較的聞く側に回っていることが多いです。しかし、話を振るとしっかりと自分の意見を言えます。
ここで見えてきたのは、この年代ではすでに自分の考えを持っていて伝える事は可能という事です。
そして、シドニー側は自ら伝えることを当たり前に行い、日本側は意見を求められたら述べるという違いがあります。
この違いとして考えられることは、教育の違いだと思います。
シドニーの小学校(中学校)は基本教科書がなく、学生と先生が自分達の考えを、答えを導き出していくスタイルで正解はこれ!というのはあまりないそうです。
一方日本は、教科書があり先生が教えて学びます。この日本のスタイルは知識として正確な情報を学ぶことには長けていると思います。社会に出ても使える部分ではありますし、教育レベルは高いのではないかと思います。
ただ、世の中全てに答えがあるわけではないと考えるとバランスは必要ではないかと個人的に思うところは、交流会を通して感じています。
子供たちの変化とこれから
交流会を7回行い少しではありますが、子供たちに変化が起きていると思います。
日本側は、この話題は私/僕話せることに対しては手を挙げて伝えてくれるようになりました。これは、シドニー側が毎回手を挙げて意見をいうスタイルに触れ続けていることが影響していることだと個人的には思っています。
シドニー側は、相手が理解できるように日本語で伝え切る力がついてきたなと感じています。
英語はネイティブですが、日本語は家庭で話す・日本語を学びに行くと少し限られた中で学んでいます。(それにしても上手です)
はじめは所々英語が入っていたり、伝えたいことは分かっていてもうまく伝えられないことはあったのですが、徐々に伝えられるようになりこんなにも成長するものかと驚いております。
吸収力、成長力が凄まじいこの年代にとっては交流会は良いものなのかもしれないなと少しずつ自信もついてくる良い気づきをくれる子供たちには、本当に感謝しなくてはなと思います。
そして、これから交流会をどうしていくのかも決めていかなくてはいけないなと思っております。
現在は限られた中で行ってますが、これを展開していくのか、展開するにしてどう行っていくのか、どの規模を考えて行うのか、考えることはまだまだあります。
ただ、少しでもこのような機会が日本の子たちに届けることができ、新たな興味関心にかわり世界はどうなっているのだろうと海外に出る選択肢を持ってくれると嬉しいなと思っています。
そう考えると、日本全国47都道府県を対象にできたらとかワクワクするアイディアが出てきたりしますが、まずはしっかりと考えて行動に移していければなと思います。
もしご興味やこんなアイディアあります!など子供たちの成長につながるご意見などございましたら、ぜひ頂けると嬉しく思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。