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無限の彼方へ、さあ行くぞ ~4歳息子とファミサポさん~

今回は、我が家で初めてファミサポを利用した体験談を書きたいと思います。

ファミサポとは「ファミリーサポートセンター事業」の略称です。

子供の送迎や預かりなど、子育ての「援助を受けたい人(依頼会員)」と「援助を行いたい人(提供会員)」が、地域で相互援助を行う仕組みです。
 センターは区市町村または区市町村から委託等を受けた法人が運営しており、会員同士のマッチングや提供会員に対する研修などを実施しています。

東京都福祉局HP

利用のきっかけ

利用しようと思ったきっかけは、次男の入院です(前々から計画されていたもの)。普段私がしている長男の保育園送迎を誰かにお願いする必要が出てきました。入院は期間限定なので、基本的には夫が対応することになりましたが、不測の事態に備え、できるだけ助けは用意しておきたいという私の希望から、ファミサポを利用することにしました。

※次男の手術についてはコチラ↓

手続きについて

利用までのステップは以下でした。

・入会申込書入手(区民事務所や児童館にありました)
・入会面談(電話でアポ取りし、実施団体事務所にて1時間程度)
・マッチング
・提供会員候補の方が決定
・提供会員候補の方と面談(子どもと一緒に)
・保育園お迎え予行練習(ファミサポさん、保育園双方に説明)

入会面談から提供会員さんの候補決定連絡まで1ヶ月弱。入院日の3週間前でした。

地域とタイミングによっては、依頼会員さんのニーズを満たす提供会員さんがいない、またはすでに別の方とマッチング中で、利用待ちの状況も生じる可能性があるとのことでした。

我が家の場合も、当初、(入院期間外の)次男の平日の短時間預かりも希望していましたが、保育園送迎と一時預かりの両方対応可能な協力会員さんは自宅周辺にはおらず。基本的にひとりの依頼会員に対しひとりの協力会員の紹介のため、長男の保育園送迎が対応可能な方を優先して紹介して頂くことになりました。

いざ本番

私は終日病院にいたので、自宅に帰ってきた息子やファミサポさんと話をする機会はなかったのですが、自宅で受け渡しをした夫の話や、活動報告書を見る限り、問題なく過ごしたようでした。

息子は、「帰り道は手をつなぐ」など事前面談でファミサポさんと確認した3つの約束を守りながら、保育園のできごとを話したり、自宅までの近道を教えたりしたそうです。

また、次男が退院し、私が久しぶりに保育園へ行くと、先生からこんなお話が。

「〇〇くん(長男)、ファミサポさんに設備の使い方について「こうするんだよ」と教えたり、積極的に話しかけていましたよ。初めての保育士に対して黙ったりすることが多いのに、〇〇くん、頼もしくなりましたね」

今回の利用の振り返り

次男の入院が問題なく終わった今から振り返ると、入院期間中は夫の送迎だけで何とかやりくりできたかもしれません。また、結果的に3回のみの利用だったので、登録手続き、面談、マッチング、事前打合せなどの手間を考えると、親にとって費用対効果があったかは何とも言えません。

しかし長男にとって成長につながる経験になったので、利用してよかったと思っています。

長男は、

・家族の事情を理解し、家族の一員として協力する
・大切な約束をする、守る
・(少し淋しいけど)我慢する
・家族・保育園以外の大人と行動する、会話する

など、今回の次男の入院とファミサポさんとの出会いを通して、色々なことを経験できたと思います。

利用最終日の活動記録には、ファミサポさんからこんなメッセージが。

「〇〇くんの成長は、まさしく 無限の彼方へ 一直線に進んでいます」

きっと保育園からの帰り道、ファミサポさんと手をつなぎながら、最近お気に入りのあのセリフを何度も叫んでいたんだろうな。


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