出版に向けての経緯と今の思い
今年11月に向けて電子書籍で本を出版します “ 床井 紀子 ” (とこい のりこ)と申します。
ただ今、その本についていろいろと思いを馳せて執筆中です!
なぜ、こんな一般人が本の出版の運びに至ったのか?
今日はここに至るまでの経緯をお話したいと思います。
時は23年前に遡ります。
私は縁あって国際結婚をしました。しかし、今思うと考えなしの結婚でした。外国の歴史、習慣を理解せずにいたのです。
結婚後、私から見ても時代錯誤のような日常でした。それは彼には当たり前のことだったらしく、私は我慢を強いられました。
結婚をしたら、妻は夫に「従うと良い」と母から聞かされていました。私も夫を支えて笑いの絶えない家庭を築きたいと思っていましたが、この結婚は依存と束縛と洗脳の日々でした。
私の性格上「自分で考え行動する」「嫌なことはNOと言う」がモットーなので、反発し合ってばかりでした。
そして、とうとう我慢の限界が来て2歳の娘を連れて、突然家を出ました。
それはそれは…身がちぎれるような思いでした。
離婚調停、地方裁判所への申請、保育所への申請、転居の手続き、自身の就職…ありとあらゆるものが一気に襲い掛かってきたようでした。
『もう、人と関わるのは嫌だ』という思考になっていき、仕事場では黙々とこなしていました。
言い知れぬ不安、動悸、嘔吐が人と関わるたびに繰り返してきました。
そんな日々を15年くらい過ごしてきたと思います。
娘に悪い影響しか与えていないのに、そんなに人生曲がらず育ってくれたことは感謝の何ものでないと心から思います。
こんな頼りない私でも、変わるきっかけが訪れました。
子どもの頃から “ 自分の思っていることを書く “ ことが好きで、6年前から始めたインスタグラムに雲や海の写真と共に投稿してきました。わずかばかりではありますが、気持ちを分かってくださる方がいるんだと嬉しく励んでやっていましたら、広告欄に ” コピーライター始めてみませんか? ” に目が留まったのです。
何かに突き動かされる感覚でした。
最初、詐欺ではないかと疑いもしましたが、そんな事はなくPCの初心者に優しく教えてくださる学校でした。
そこのカリキュラムを学習し、余談で「コンペへ応募してお小遣い稼ぎもありますよ」ということを聞き、そのサイトで “ 恋文コンテスト ” を見つけたのでした。
もちろん応募し・・・入賞はしませんでした・・・。
その結果を知ったのは昨年の8月。やっぱりそうそう上手くはいかないかと気落ちしていると、10月に入ってすぐ、出版社から自費出版のお話を頂きました。しかし私には出版業界の経験や知識もなく、どうしようか学校の先生に相談したり、検索で調べてみたりすると自費なわけだから『お金を払って本を出す』ということでした。
いろいろネガティブなこともたくさん書かれてありました。
出版社も慈善事業をしているわけではありません。営業です。
「あー、やっぱりそういう仕組みなのねー」と落胆はしたのですが、やっぱり、自分の作品をみて欲しい、共感してもらいたい願望があって「世に出さなければ読んでももらえない。悪いことは全部飲み込んでしまおう」という結論に達しました。
少し視点を変えてみたのですが例えば、プロの野球選手になりたい子どもが、1年後プロに入れるわけがありません。
ジュニアを育成するチームに入って毎月の月謝やユニフォーム代、道具代、遠征費や滞在費がかかります。
その上で努力に努力を重ねてプロの道へ行くことができるかもしれない・・・。でも、「入団できなかったら今までの苦労は水の泡になってしまう」とも思わないなと感じます。
私にとっての自費出版の “ 自費 ” はプロ野球選手になるそれまでにかかる費用と同じものなのだと思いました。
昨年、打ち合わせ(キックオフというのですね)をして私の思いの丈を話してきました。
担当編集者さんが、「あなたの執筆には唯一無二の表現力がある」と言ってくださいました。私はまだ、信じきれていないのか
「本当にコレを世に出す価値がありますか?」と聞いたら
「あります。」との答えだったので
「勉強させてください。」という気持ちで出版する決意をしました。
今まで悪い方にしか行かなかった人生の後半戦を楽しもうと思ってます!
まだまだ先ではありますが、11月出版前には、編集担当者さんにお話した『出版する私の思いの丈』を書こうと思います。
そして、気になる出版に向けてのこれからのスケジュールをお知らせしたいと思います。
2022年
3月末 執筆したものを出版社に提出
4月 出版社側で原稿内容を読んで頂き、
「編集上の提案」をまとめ
(約1ヶ月間)
5~6月「編集提案」参照し原稿の見直し
推敲、改稿
タイトル確認
6~7月 改稿した原稿の校正(1回目)
7~8月 校正入り原稿を確認、改稿
8~9月 カバーデザイン、装丁確認
最終校正(2回目)
9月 2回目校正最終確認
10月 出版社側入稿前確認、入稿
11月 入稿データ作成
電子書籍配信
重ねてショートストーリーも書いていきますので、そちらも楽しんで読んでいただけたら嬉しいです!
今後とも、よろしくお願いします。
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