ちひろ美術館へ
オープンカレッジに行った帰り、西武新宿線沿線にあるちひろ美術館へ初めて行ってきました。
いわさきちひろの絵本、子供の頃ボロボロになっても繰り返し読んでいたのに、どうして今までこの美術館へ足を運ばなかったのかなぁ、と。
誰もが知っている美術館でどーんと展示しているのも行きますが、いつ行っても空いているこじんまりした私設美術館も大好きなのに。
なんだかとっても行きにくい場所にあるような気がしていましたが、よくよく調べてみたらそんな事もなく。どこかと勘違いしていたようです。
高田馬場から西武新宿線に乗り換えて行くルートで行きました。
なるべくGoogleに頼らずに行きたいなぁ、と駅前の交番に軽く方向を尋ねたところ、平日でしたが「今日、あなたが4人目」とニコニコしながら紙に印刷した地図を下さいました。美術館の方が用意して交番に渡しているそうです。ちょっとした事ですけど、こういうのっていいですよね。
おかげでスマホ片手に、という事をせずにすんなり辿り着く事が出来ました。
閑静な住宅地の中にありました。
たまたまですが高齢者の女性の団体グループが正面玄関でガヤガヤ。
帰宅するところだったようで、ちょっとホッとしました。
元々撮影出来るとは思っていなかったのですが、館内撮影出来る所は2箇所ありました。
「ひとりひとり」谷川俊太郎といわさきちひろの合作
谷川俊太郎の「ひとりひとり」は、個々の存在やその尊さをテーマにした詩。
この絵本の世界の展示があり、あなたにとっての「ひとりひとり」は何か、を考えさせられました。
さあ、書いてみましょう!という事で。私も書きましたよ。
壁にたくさんの「ひとりひとり」の想いが貼ってありました。外国語も。
何一つ同じものは無く、思いつかない言葉がたくさん。
もう1箇所撮影可能な所はこちら
スクリーンの前に置いてある木製のデバイスに触れると、音と一緒に絵が出てくるもの。叩き方で音や絵の出かたが変わってくるところが面白かったです。
子供たち、喜びそう。
iPad片手にデバイスを触っていたのであまりよく撮れず。
でんぐり返ししてる子供のデッサンなども出て来て楽しかったのですが。
そして、もちろん写真は撮れませんでしたが、原画はやはりいいですね。
絵本で知っている絵がたくさんあり。懐かしく、嬉しく鑑賞しました。
保護の関係であまり明るくない部屋での鑑賞となりましたが、それでも絵本ではわからなかった水彩画での微妙な濃淡を間近に観ることが出来て感動しました。
もしかしたら広く知られていることなのかもしれないのですが、この美術館は黒柳徹子の働きかけで設立されたもののようですね。インタビュー画像が流れていました。生前に親交は無く、いつか会いたいと思っているうちにいわさきちひろは54歳の若さで亡くなってしまい、途方に暮れたエピソードなども流れていました。
安曇野にも美術館があるようなので、長野方面へ行く機会があれば寄ってみたいものです。
ポストカードは最近またたまっていく一方だったので買うつもりはなかったのですが、4枚だけ購入して帰りました。