【世界のB面を歩く(番外編)】イスラエルとヨルダンの陸路国境越え
観光学者の独自視点で迫る短編紀行文。24回シリーズで世界一周。世界各地のオリジナル写真も掲載し、世界を学ぶ旅をお届けします。今回は番外編としてヨルダン・イスラエルの国境。
2017年8月、ヨルダンとイスラエルを旅してきた。日本人にとっては、ISの問題やイスラエル・パレスチナの紛争などの危険なニュースしか流れないので、なかなか旅行することを躊躇する方も多いと思う。
しかし、ヨルダンにはインディジョーンズの舞台となった世界遺産のペトラ遺跡、アラビアのロレンスで知られる世界遺産ワディ・ラムなど一度は訪れたい観光地がある。
またイスラエルもイスラム教・キリスト教・ユダヤ教の聖地エルサレムを要し、世界史の舞台となった多くの魅力的な観光地がある。
そして、実際には世界中からたくさんの観光客が押し寄せているのが事実だ。残念ながら日本人はほとんど会うことがなく、日本人の内向き志向を心配していたが、20代の日本人男性の旅人に5名ほど会えたことは大変貴重であった。
そんな中、僕がぜひともやってみたかったのが、陸路での国境越えだ。今回は、その一部始終をレポートしたい。
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