「現代人のための「読書入門」~本を読むとはどういうことか~」を読んだ
日々1〜3冊は本を読む私ですが、タイトルに惹かれて「現代人のための 読書入門」を手に取りました。「もっと深く読むテクニックが学べるのでは?」「スピードを上げるヒントがあるのかも」と期待しながら読み始めたのですが、実際には「全然本を読まない人」「本を買わない人」に向けた入門書でした。
現代人のための「読書入門」~本を読むとはどういうことか~
日々1〜3冊は本を読む私ですが、タイトルに惹かれて「現代人のための 読書入門」を手に取りました。「もっと深く読むテクニックが学べるのでは?」「スピードを上げるヒントがあるのかも」と期待しながら読み始めたのですが、実際には「全然本を読まない人」「本を買わない人」に向けた入門書でした。
印象に残ったポイント
アンチ速読の視点
「得ようとしなくても『得るべきもの』は積み上がる」
「忘れてしまったことは『必要ないこと』」
この考え方には共感できました。読書に対するプレッシャーを軽減し、自然に吸収するプロセスを大切にするという視点が良いですね。
読書習慣の方法
「忙しいから読めない」はただの言い訳
スマホに誘惑されそうになったら、寸止め読書をする
「隙間時間の5分や10分で読むことで、読書は習慣化できる」というアプローチは、誰でも実践しやすいヒントだと感じました。
気になる点と蛇足部分
「とりあえず買ってみる」スタンスで書店や古書店、新古書店を活用するという提案は、特に新古書店(例:ブックオフ)を推奨しているのが興味深かったです。理由は「安価に、場合によってはレア本を手に入れられるから」とのこと。この辺りは確かに納得感がありました。
ただ、選書の仕方については私には合わない部分が多く、あまりピンと来ませんでした。
結論
この本の結論はシンプル。「自分が読みたい本を読めばいい」。読書の選び方の提案も含まれていますが、私には合わない選び方でした。ただし、読書初心者や「どうやって本を読めばいいか分からない」という人には、良いきっかけになる本だと思います。