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積ん読状態だった「あわてず悩まず!本質を見極める『問題解決』のきほん」を読んでみた
9年前に購入してそのままになっていた本「あわてず悩まず!本質を見極める『問題解決』のきほん」をついに読了しました!
「ロジカルシンキング」や「問題解決」と聞くと難しそうなイメージがありますが、この本は読みやすく、すぐに実践に使える内容が詰まっています。問題解決の基本を学びたい方におすすめです。
問題解決の第一歩:「誰に、何を、どのように」で現状を整理する
本書の中でも、最も印象に残ったのは問題解決の第一歩として提案されている「現状整理」の方法です。これを「誰に」「何を」「どのように」という3つのポイントでシンプルに整理します。以下は、本書で例として挙げられていたスターバックスのケースです:
誰に:リラックスしたい人
何を:コーヒーがある快適な空間
どのように:禁煙、ソファー席、木目調のテーブル
このように現状を3点で分解して整理することで、現在の取り組みが一貫しているか、またどこにズレがあるのかを明確にすることができます。ビジネスの問題がうまくいかない原因として、この一貫性の欠如が挙げられることも多いそうです。
実用的なフレームワークが盛りだくさん
本書では他にも、以下のような実用的なフレームワークや思考法が紹介されています:
「個客・自社・競合」で市場環境を読み解く方法
「鳥の目・虫の目・魚の目」の視点で俯瞰と詳細のバランスをとる方法
「非・不・未」の視点で問題点をざっくり洗い出す方法
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特に「非・不・未」の視点は、日常的な問題にも応用しやすく、説明もわかりやすかったです。
実際に今日ちょっとした食い違いを感じた場面があったので、1章で学んだ「現状を把握する」手法を試してみようと思います。
初心者にもわかりやすい内容
本書の魅力は、フレームワークや手法があまり知られていない方でもすぐに理解できるよう工夫されている点です。特に、1章「現状を把握する」は有用でした。2章以降の「原因究明の考え方」「打ち手の検討」「戦略・戦術の検討」なども解説されていて、初心者にも活用しやすいと感じました。
最後に
9年前の本ではありますが、わかりやすく問題解決の本質を説明している本は珍しい印象です。これから社会人になる方や、問題解決の基本を知りたい方にはぜひ手に取ってもらいたい一冊です。自分の仕事や日常の課題にもしっかり活用できそうなので、実践していこうと思います!
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