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ゼルダの新作が売れた理由を考えてみた


発売からわずか数日で1000万本を売り上げた『ゼルダの伝説ティアーズオブ・ザ・キングダム』
何故こんなにも売れたのか私なりに考えてみました。
理由の1つとしては純粋に「面白いから」というのがあります。それに、前作にあたる『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド』も人気でしたし、その影響もあると考えられます。加えて、YouTubeに沢山のプレイ動画がアップされて
広まっていったことも大きな理由の1つだと考えられます。
ここまで長々と正直、エンディング画面まで到達したプレイヤーなら誰でも思いつきそうなことを書いてきましたが、
私はそれだけが理由ではないと考えています。
そのように思う理由は私自身、ゲームプレイ時に「前作よりも、難しくなったなぁ」と感じたからです。実際、前作よりも同じ量の宝石類を売っているのに貰えるお金が少なかったり、魔物(ボスキャラ)が起こした天変地異のせいで作物が不足し、食料が確保しづらい。そして、最初から出てくる、いわゆる雑魚敵の攻撃力が上がっていたりとエンディングにたどり着くまでなかなか大変でした。某ショッピングサイトのレビューを見ると途中で攻略を諦めた人も何人か見受けられました。
話を戻します。では何故発売からわずか数日で1000万本も売れたのか。これについて私は現実社会が技術の進歩などでますます便利になっていく中でがある程度の適度なストレスと達成感を求めている人が増えたからではないかと考えました。
今の世の中は便利なもので溢れていると言っても過言ではありません。スマートフォン1つあれば大抵のことはこなせるようになりました。もっと言えば、スマートフォンでなくとも、ボタンを押せば大抵の機械は動きます。そんな世の中はだからこそ、その流れに逆行するかたちで売れたのではないでしょうか。
たとえば、食料確保のために狩りをしたり、火打石で火を起こしてたき火をしたり、現代社会では、実際にそれらを行う機会はほぼありませんよね。
しかし本作では、特に所持金が少ない序盤でこれらは、ほぼ必須行動になります。
それゆえに、普段ではなかなか出来ない体験をゲームを進めていくうちに自然とすることになります。火を起こす。だけでも、火打石と木材を採取しないといけないし、道中で敵に襲われることもあります。それらを乗り越えてたき火で、捕ってきた肉や魚などを食べて体力を回復させるわけです。
どうですか?適度なストレスと達成感があると何となく思いませんか?
それに、全てゲームの中の出来事ですから、当然現実世界で怪我などをする心配もありません。
以上のように、適度なストレスと達成感を安全にバランスよく得られるからからこそ人気になり売れたのではないでしょうか。少なくとも売り上げが伸びた理由の1つではないかと私は思います。



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