「赤ん坊に学ぶ、ただやってみる力」

「やったことがないからできません」。どこの組織にも、こんな言い訳をする人がいますよね。ちょっと待ってください。赤ん坊が誕生した瞬間に、「歩いたことがないから歩きません」なんて言ったことあるでしょうか？赤ん坊はそんなこと言わずに、ただひたすら試しているだけです。挑戦する意識も、努力する気持ちも、まったくありません。ただ、無邪気に前に進もうとするだけです。
時には後ろに転んで頭をゴツンとぶつけることもあります。疲れてそのまま眠ってしまうことだってあります。それでも、いつの間にか一歩踏み出すことができる。そんな時、お母さんは「えらいね～やったね～」と、まるでオリンピック選手でも見ているかのように大喜び。すると赤ん坊は、まるで成長ホルモンがスイッチオンされたかのように、急速に成長して、数週間後にはよちよちと歩き始めるのです。
これって、努力じゃないんですよね。挑戦とも違う。ただ、やってみただけ。そして、少しずつ前に進むことが、結果的に大きな成長をもたらすのではないでしょうか？