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入籍した日のこと。

ついにこの日が来た。

入籍しました!

まずは、わたしの記事を読んでくださっている皆さんに感謝いたします。
いいねをもらってわたしの婚活を見守ってくださったり、コメントをもらって悩みが解消したり。
このnoteの存在はとても大きかったです。
ほんとうに。
ありがとうございました!

いざ自分が結婚するとなると、やることに追われて、ウキウキする暇もなくあっという間に独身最後の夜を迎えたんだけど。

その夜は洗い物をしながら、Mさんの前に大好きだった人のことを思い出したり、順番に元カレのことを思い出したり、それは正しい最終日の頭の中なのか?と思いつつ、色々なことに思いを巡らせていた。

なかなか未来の旦那様に出会えなかった時、心の中でわたしはぜったいいつか結婚するとは思っていたから、
一体どこにいるんだろう?
どこかにいるのなら早く出会えないかなぁ
きっと日本のどこかに今存在している人の中にいるのだから、その時を待とう、
みたいに思っていた。

そうやってずっと探していた人が、今あそこに寝っ転がっているMさんだったんだなぁと思ったら、とても愛おしい存在に思えた。
こうして無事に出会えて、一つ屋根の下でこれからもずっと一緒に暮らせるなんて、本当に本当に幸せだなと思った。

当日の朝、7時に起きようとしていたのに、5時半に目覚めてしまって、とうとう今日結婚するのだと考えると、ドキドキして二度寝できなかった。

ゴソゴソするわたしのせいでMさんが一瞬目を覚まして、
「ハッピーウエディング」
と言ってまた寝た。
Mさんは、いつも一瞬目を覚まして話した内容は覚えていないし、無意識みたいだから、きっとわたしたちの結婚を無意識のところでもちゃんと嬉しいのだろうなと思った。

婚姻届を提出する前に、Mさんが病院でちょっとした検査をしたので、その結果を聞きに行った。
わたしはまつエクに行って、そのあと本屋で「最後の恋」というなんだかちょうど良いタイトル、と思った本を買ってドトールに行って、久しぶりに読書をしながらMさんを待っていた。

Mさんの検査は実はかなり心配している内容で、Mさんはもっと不安がっていて、こんな時せめてわたしはしっかりしなくちゃと、この1週間本当につらかった。
でも心のどこかで、付き合った当初からそうだったんだけど、
「わたしたちは結局なんでもうまくいく」
と思っているところがわたしはあるから、今回も大丈夫と信じるようにしていた。

結局、大丈夫だった。

そして、Mさんと区役所で合流し、受付終了5分前に婚姻届を提出した。

夜間窓口に出してもよかったんだけれど、指輪に入籍日を刻印していたからなんとしてでもその日を入籍日にしたくて、それならば受付が空いている時間に出した方が安心だということになって、Mさんは走って区役所まで来た。

本籍地を思い出の場所に変えたりしたから、結局前もってチェックしてもらったところも訂正されたりして、受付時間内に提出しなかったら、予定の日に受理されなかっただろう。

5分前にギリギリ間に合って本当によかったねと、この1週間検査のこともあったから、ようやく2人して本当の意味でホッとした。

結局わたしたちはどうにかこうにか全部うまくいく。
これからも。

そして例のあの、
「結婚しました」
パネルの前で写真を撮りたくて探したのに無くて、受付の人にいい歳して恥ずかしげもなく聞いてみたところ、
「ないんです」と。

そんな役所あるの?とびっくりしたけど、なんか強気でいい区だねーと言いながら、区役所の裏で2人で記念写真を撮った。

わたしはあとでもいいと思ったんだけど、写真を撮るなら指輪をつけよう、とMさんが言った。

誰もいないさびれた区役所の裏で、わたしたちは指輪を交換した。

Mさん
「幸せになろうね」(だったかな、忘れた)
わたし
「結婚してくれてありがとう」
と言って、お互いの薬指に指輪を付けてあげた。

無事夫婦となったその日は、Mさんが風邪をひいていたから、近所でラーメンとパフェを食べに行った。
区役所から向かう車の中で、ウエディングソング縛りで音楽を流した。
1番に流した曲は嵐のONE LOVE。
だいぶ浮かれているなと思ったけれど、平和すぎて、幸せすぎて、うるっとした。

そして夜は、いつか特別な日に開けると決めていた、わたしの生まれ年のワインを開けて、チーズを食べた。

その夜は、今までの人生できっと2番目に安心しながら眠った。
(きっと1番は、赤ちゃんのときに親に見守られながら寝ていたとき)

大好きな人が家族というかけがえのない存在になって、わたしの絶対的な味方でいてくれる。
それはこんなにも安心感と幸福感があるのだということ、結婚を夢見ていたころにはまったく想像ができなかった。

こんな世界があったんだ、と思うほど。

この日の気持ち、忘れずに、ここからまたスタートだと思って進んでいこう。

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ぱいなっぷる子
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