スイーツ探訪②:ちょうどいい幸せを運んでくれるスイーツ。
いつからか、街を歩いていると「喫茶店」が目に入ってくるようになった。
少し前まではイタリアンとかハンバーガーとか、そんなお店ばかりが目に入って来ていたはずなのに。
さては歳をとったな。
友人とたまに開催する、新大久保ツアー。
何度も何度も降りたったはずの改札の目の前に、これまで1度たりとも気が付かなかったのだが
「喫茶店」があった。
喫茶店の魅力を最初に教えてくれた友人と、その日は韓国を味わいたくて新大久保に来たはずなのに、わたしたちは口にこそ出さないものの「そこに山があるからだ」と言わんばかりの勢いで、迷うことなく入店した。
土曜の新大久保はまっすぐ歩くことが困難なほど混雑しているが、並ぶことなく入ることができた。
やっぱり新大久保は韓国を味わうために来るものであって、喫茶店に入るために来るものではないのだろう。
店内は昭和レトロで落ち着くというよりは、気取らなくていいファミレスのような雰囲気に近い。
少しざわついていた。
喫茶店に行ったのだから絶対にパフェを食べたいところだったけれど、1時間もすれば夜ご飯の時間だったから我慢した。
かわりに注文したのは、これ。
コーヒーを飲みたい。でもコーヒーだけじゃ物足りない。
パフェとまではいかなくても、それに近いなにかを食べたい。
次の予定もあるからお腹にたまるものは嫌だ。
ちょっと面倒な全ての要求にちゃんと応えてくれるのが、この、コーヒーフロートだ。
クリームソーダ然り。
アイスがのった飲み物って、ちょうどいい幸せを運んでくれる。
ちょっと特別感があるし、
甘いものを食べたいという欲求も満たしてくれるし、
ダイエット中でもこれくらいのアイスなら罪悪感がないし、
心が病んでて食欲がなくてもトロっと食べれちゃうし、
見るだけで楽しい気分になる。
これからは退屈な休日と元気がない時には、アイスがのった飲み物を求めて出掛けてみようと思う。