スイーツ探訪⑤ : たまには自分を写真に写したほうがいいよ。
これの次の日に、またアフタヌーンティーに行ったわたしは貴族。
ピエールエルメとコラボだったからわたしが行きたいと言って、お誕生日祝いだと友人が予約してくれた。
行きたいと言ったことを後悔するくらい遠くて、猛暑の日だった。
でもね、ゆりかもめに乗ると一気に「ここは都会だ」と感じてテンションが上がっちゃった。
かつては丸の内OLで営業職だったから、こういう都会がわたしの日常だった。
でも今や、郊外でリモートワークする事務職になって、こんなにも都会にテンションが上がるとは思わなかった。
人ってこんなにも環境や感覚が変わることってあるんだ。
でも、今の自分の方が好き。
1番上の段がピエールエルメ。
このラウンジが本当に素敵だった。
なにをもってニューヨークっぽいと思うのか自分でも分からないけど、名前のとおり、モダンなニューヨークという表現がピッタリのラウンジだった。
わたしはニューヨークとかパリとか、もうそれだけで「オシャレ」という街並みとか雰囲気が大好き。
暑すぎ遠すぎだったけど、そんな苦行を忘れ去るほど素敵だった。
お花がコンセプトのコースを予約してくれて、帰りにはお花もブーケにしてもらって、今なぜかキッチンで、ドライフラワーにしてるとこ。
この日に撮った写真のわたしがひどくブスで、店員さんが撮ってくれた写真をプリントアウトしてくれたんだけど、受け取った瞬間、友人と2人で思わず笑った。
なんと表したらいいのだろう。
日本の象徴の一つである鏡餅が、なぜかニューヨークのソファーに置かれている感じ。
黒いワンピースを着ていたから、黒い鏡餅。
それに、わたし面長なんだけど、面長というより輪郭が四角い。
ぬりかべみたいな輪郭。
わたしこれからまだ結婚しなくちゃいけないのに!
どうしたらいいの!
どうやら髪型が似合ってないのだろうと思い、数日後10センチくらい髪を切った。
短い方が似合うことは分かっていたのに、婚活のために無理矢理のばしてた。
でもやっぱり短い方が10倍似合う。
もう切ってる最中から似合ってたくらい。
男ウケはロングだろうと、シャンプーもドライヤーもめんどくさすぎるのに必死に伸ばし続け、ようやく肩下くらいまで伸びてきたから縮毛矯正もして、サラサラの髪をなびかせて、いい女になってきたと思い込んでた。
それがまさかのヌリカベ鏡餅。
本気で気づいてよかった。
ありがとうインターコンチ。
この歳になって自分を写真におさめることがほとんどなくなったけど、たまにはこうして写真の中の自分を客観的に見てみないと、うっかりめちゃくちゃ似合わない髪型や服装をしているかもしれない。
これからはもう少し積極的に写真に写ろう。