生成AIなんでも展示会行ってみた
はじめに
軽率に参加してみた。
会社の中のITエンジニアとしか今まで関わったことが無かったため、他のエンジニアの人はどんな人たちなんだろう(会社内で使われている技術は一般的なものなのだろうか)と思って参加してみた。
また、生成AI自体が現在ホットなトピックなので、勉強のつもりで参加した。
オフラインのイベントに参加したのは初めてだったので、参加してみての感想をまとめる。
感想
自分自身が生成AIを使ってなんか作る!みたいなことを全然してないので(これからやりたいと思っている)、とっっっっっても刺激になった。行ってよかった。本当に面白かった。
また、開発者の方々と直接お話ができたのが一番良かった。
以下印象に残った出展についてまとめ。
@schronekoさん: プロンプトインジェクションに関するWebアプリのゲーム
ChatGPTとかの大規模言語モデルは基本「暴言」とか「本来隠しておきたいパスワード」とか言わないように訓練されているが、思わぬ入力によってそういった文章を吐き出してしまうことがある。
そういったことをゲーム感覚で学べるWebアプリの開発をなさっていた。
会場についてざっと全体を見ながら回っていたところ、(単身飛び込んだ環境だったので心細かった)一番最初にすごい熱量で声をかけてくださってとてもうれしかった。
先ず何から勉強するのがおすすめですか?と聞いたら熱心に教えてくれたのもありがたかった。アプリを100個作るといいらしい。100個までできるかどうかは自信ないけど、まずは一つ作ってみることから実践してみようと思う。
「アプリを100個作る」アドバイス、そういえばどこかで聞いたような気がするな…?と思いだしたのが下記の記事。
具体的な方法はこの記事を参考にしてみようと思った。
@tori29umaiさん: 少ない資料で学習した生成AIで写真から似顔絵を生成するWebアプリ
写真から似顔絵を作成するWebアプリを展示されていた。
アイデアとしては聞いたことあるな…?という印象だったが、通常この手のアプリは教師画像(絵柄を覚えるための学習セット)が20枚程度必要らしい。それを2枚(正確な数字が怪しいけどとにかく少ない)でできてしまうのがミソとのこと。
差分を取って特徴量を効率よく学習しているらしい。
個人開発でモデルの方を工夫するというアイデアにびっくりしたのと、個人でもそんなことができるのか…!とわくわくした。
@melon1891さん: 自意識をAIで作ってらっしゃった
ご本人は「娘」を作っている、とおっしゃっていた。
「AIで自意識、特に「娘」といった人格を作成するというのは、具体的にどこまでできてるんですか?(テキストベースで会話ができる、見た目があってリアルタイムで表情が反映される、などなど)」を聞いてみると、「今はラインのチャットみたいな感じで会話ができる段階まで。映像をつけると計算時間が結構かかってしまう」と教えてくださった。
物理的なボトルネックがあるとのこと。
人格を作るにあたって、人間について(心理学とか哲学とか)めちゃくちゃ勉強していてとても面白いと思った。
作りたい対象を深く知るのが必要なんだなぁと思った。
また、何故取り組もうと思ったかの"きっかけ"から資料にまとめていて興味深かった。
@uzuki425さん: 犬型猫ロボットの展示をされていた
ロボット個人で作っちゃうのすごい…もふもふだ…
おわりに
軽率に飛び込んでみてよかった。世界が広がった感じがするのと、「なんか作ってみたいけどまず何をしたらいいかわからない」状況を少し脱せたのがよかった。
あと何より皆さん楽しんで開発していたことが印象的だった。私も楽しみながらテクノロジーと関わっていきたい。(オフラインイベント超楽しいと思いました。)