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カリタス小学校 公開授業研究会
こんにちは。Salt運営員会委員の有馬です。
2024年11月30日(土)、カリタス小学校で行われた公開授業研究会に参加させていただきました。
カリタス小学校では、子どもたちのためによりよい授業を実践するという目的で、40年以上前から授業研究をされてきました。年に一度、講師の先生や教育関係の参加者も交えた公開授業研究会を開催されています。
2022年度からは、研究主題を「問いつづけ ともに生きる」とされています。3年次の2024年度の研究重点目標は「一人ひとりを大切にする」です。
私は、6年生の社会科「江戸時代の登戸周辺の暮らし」の提案授業を参観させていただきました。授業の中で印象的だったことは、これまでの授業で挙がっていた小さな疑問や発見について、クラスの中の誰の発言だったか、ということを、授業を担当されている先生も6年生も、とてもよく覚えていたということです。
授業中、授業を担当されている先生は、「この疑問は、〇〇さんが出してくれたんだったよね」と名前を呼んでクラス全員と共有されていました。また、6年生の皆さんからも、「それは〇〇さんが言ってたことだよ」「〇〇さんも気づいていることなんですけど…」という言葉がよく出てきました。6年生の皆さんが、自分の発見も、クラスメイトの発見も大切に、そして「クラスの誰か」ではなく、「〇〇さん」が共有してくれた意見を大切にしている様子に、「一人ひとりを大切にする」という研究目標に掲げられた言葉を連想せずにはいられませんでした。
提案授業後の協議会では、学校の先生方と参観者が一緒に、教室の座席表を見ながら、一人ひとりの学びがどのように深まったか、について考えました。子どもたちの様子を見て気づいたことや考えたことを先生方と共有することで、自分は「教える」ということや「授業」に関して何を大切にしているのか、ということを改めて問い直す機会をいただきました。
「一人ひとりを大切にする」ということを、先生方の学校では、どのように具体化されていますか?アイディアをお持ちの先生は、ぜひSaltで共有していただけたらうれしく思います。