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止まった時計は私の胸の中で動き続ける
1月3日に「時計が止まっても泣かない」を執筆しました。
泣きながら書いたのを今でも鮮明に覚えています。
いつか止まる事があるだろうと覚悟はしていましたが、現実は確実に残酷を連れてきました。
私がいつも自分に言い聞かせてるのは彼女は精一杯生きたと言うこと。
その日もいつものように体をさすりながら彼女を動画に収めていました。その時体で大きく息を吸い込んだので「体をきれいにしようか?」となでながら、きれいにボディーシートで体を拭きおむつの交換をしました。「サッパリしたね」と声をかけたとき彼女はもう返事をしてはくれませんでした。
私はそのまま彼女の瞳を押さえ「乙女の祈り」をパソコンから流しました。
あの時は現実を受け止める余裕が無かったのでしょう。ものすごく冷静な日々を送っていました。
そしていま、幸せそうな顔で写真に納まっている彼女を見ると私の人生の横にいてくれたことに感謝の気持ちしかありません。
私よりベビーで現れて私より早くおばあちゃんになって眠りについた。
可愛らしくやんちゃで、時に私よりも大人だった。
私の人生の15年間に宝物をありがとう。
本当にありきたりの言葉しか出てこない。
私の人生に幸せをありがとう。
伝えられるのは一言だけ。
「愛している」