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私の"正常"は、この世界の"異常":私はHSP(エンパス)、ASDの複合体
私は、この世界の9割の服が着られない。感覚過敏で、ガサガサした
感覚が非常に苦手だからだ。
化繊も受け付けなくなってきて、コットン100の服を揃えている。
私は、コンビニの食べ物の多くが食べられない。添加物に過敏に反応して、気持ち悪くなるからだ。
自然派の食品を買い集めている。
私は、車に乗って10分でゲロゲロに車酔いしてしまう。40分の電車通勤も酔って、疲労困憊だった。
私は、閉鎖空間が苦手だ。通勤電車の中でのパニック発作は日常となり、それでも無理に通勤していたら、家の外に出られなくなった。(適応障害との診断)
私は、居酒屋に行けない。煩くて耳が限界を迎え、ひとりの人の話し声を聞き取ることができない。聴覚の許容値を超えると、発作が出る。(聴覚情報処理障害)
私は、テーマパークに行けない。居酒屋と一緒。人が多くて、ガヤガヤしている場所、光や音の刺激が多い場所は、許容できる感覚値を超えて、発作が起きる。
みなさんは、私のことを異常だと思うだろうか?
私も異常だと思って、私自身のことをずっと否定していた。
「どうして、人並みのことができないのだろうか?」
「どうして、人が楽しんでいる場所で、私はいっつも苦しんでいるのだろうか?」
「通勤が苦痛過ぎるが、みんなこれくらい我慢しているんだろう…」
→いや、我慢してないんだよ、と今の私は言う。苦痛の程度が違い過ぎる。
ニューロダイバーシティという言葉も有名になってきたと思うけれど、
人によって生まれ持った感覚は全く異なっている。
この世界はみんなに平等な状況を提示しているようで、
生まれ持った性質によって、全く異なる世界を呈している。
でも、他人がそれを想像することは、酷く難しい。
ボロ雑巾のようになって生きてきた。
さらに、親も毒親という、人生ハードモードだったので…
(親に褒められたことはない。否定されてばっかり)
「他人と認知が異なる」上に、親にもそれを否定されて生きてきた。
結果として精神疾患を持つようになることは、想像しやすいと思う。
精神疾患の重ね掛けだ。
病院に行ったところで、大して何もしてくれないやつ。
えらくがんばったな。
と、今の私は思う。
私の人生年表を見た複数の人にも、同じことを言われた。
「生きていてすごい」って。
さて。
私は異常なのだろうか?
違う。
私の正常が、この世界の異常なんだ。
「鈍感力」という言葉が流行ったこともあるけど、私もなんとかこの世界に自分を慣らそうとした。
結果…
「私は私以外になることはできない」ということを知った。
※つまり、心身の状態が悪化しただけ。
私は私のルールで生きる。
そう決めてから、心身の状態は、人生で最高に良い。
「本当の私」に戻るために、発作や、各種の症状は、私を誘ってくれていた。
ありがとう。