世界一キュートなねこ ふるえる出逢い(1/2)
ねこを家族にして少し経つと、「2匹目も譲り受けたい」と思ってしまったのは、わたしの家族だけでしょうか?
1匹目のあねこと暮らして1年経つと、自然と「次の子……」という感じになって、何気なくネット検索をし始めました。
でも、Google検索しても、あまりひっかからないんですよね!
びっくりしました。どこかに譲渡会情報はあるはずなのに……。
今となって分かるのは、わたしの地域の保護猫ボランティアやNPOの方はInstagramが主戦場であること。
なんとかインスタアカウントを見つけて、そこから譲渡会情報やねこさんの情報を仕入れることができるようになりました。
ある保護猫の写真をみて、母が「この子がかわいい」と言い出しました。
正直、写真写りが悪くて、わたしは「?」となっていたのですが、その子は猫エイズ陽性のりんご猫。
あねこもりんご猫なので、ご縁を感じ、でも写真だけではよく分からなくて、保護主さんに連絡する勇気もなく……。
ふとした拍子に、インスタの譲渡会の動画(最近、LIVE中継してます)で”奇跡的”に、その子を見つけ出しました。
その子は、動画なのに写真のように微動だにせず、かわいいお顔でお嬢様のように輝いて座っていました。
この子が、譲り受けることになる、いもこです。
直感的に、「そうか」と思い、わたしは保護主さんに連絡をとりました。
「この子の譲渡会参加予定はありますか?」と。
「よろしければ、お見合いしませんか」とのお返事でした。
冷静に考えると、譲渡会で多くの他のねこを見る前に、直接会ってもらいたい、と考えるのは当然のことで。
いもこは、何回も譲渡会に参加して「抜群にかわいい」と言われるものの、トライアルに行けないりんご猫。
ロックオンされたのでしょう。
家族で保護猫部屋に行って、怯えるいもこ(触るなんてとんでもない! 近づけもしないです)と対面して、契約書を交わしました。
わたしの家は、人馴れした子には興味がないのです。
誰にでも甘える子より、自分だけに懐いてほしい……時間がかかっても、みたいなやつです。
トライアルのため、うちにいもこを連れてきてもらった時も、洗濯ネット*の中のいもこの心臓は「ドドド」とはちきれそうで。
*猫はなにかに包まれると安心するので、移動時のベーシックな方法です。
ケージのなかで、猫人形のように固まりブルブルと震えるいもこに、家族一同、不安を感じながら、トライアルに突入しました。
▶続き。トライアル~正式譲渡のおはなし
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