神話に見る女性性とは?
「女に旅は不要だ。
神話の女性は、ただ”存在”するだけ。
女性は人々が目指す行き先。
辿り着く場所だ。
自分でその価値に気づけば迷わずに済む。」
世界中の神話に共通して見られる
人間の成長過程を
”英雄の旅”としてまとめた
ジョセフ・キャンベル氏の言葉。
風の時代とともに「女性性」と言う言葉を良く見かけるようになった。
そして現在、この女性性とは?
と言う自分自身の問いの真っ只中にいる。
キレイに着飾ることが女性性開花なの?
激しく違和感を感じていた私が
冒頭の文章に出会って、安堵した。
女性性とは、その深い精神性だと今のところ、思っている。
「何者かになりたい」
「誰かの、何かの役に立ちたい」
という自己無価値観に駆り立てられ、
四苦八苦して手に入れた
地位と名誉と経済的な豊かさと言う時間の中に
真の安らぎと喜びがあったか?
私たち世代が学んできた
標準的な在り方とは逆走するような
価値観のシャワーを浴びる中で
感じる違和感。
”正しさ”も”正解”も、もはやイリュージョンでしかない。
このカオスをどう生きるか?
心の底にある声を
カタチに、ウゴキに、していくのみ。