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妊娠中に生物を食べるリスク!
あなたは、
妊娠してから、
お寿司やお造りなどの生物を、
食べてはいませんか?
基本、
妊娠中は生物は禁止で、
母親教室などでも、
そのように指導していました。
ですが最近は、
お寿司屋さんで妊婦さんを
見かけることもあり、
居酒屋などでも、
お造りを食べておられる姿を
よく見かけます。
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なにを食べるかは、
もちろん個人の自由です。
でも、
なぜ妊婦さんが、
生物を食べてはいけないと言うのかを、
ちゃんと知っていて欲しいです。
一番は、
食中毒です。
特にリステア菌による、
食中毒が怖いんです。
妊娠中は、
通常よりも免疫力が低下します。
ですから、
食中毒全般が、
通常よりもかかりやすいです。
その中でも、
リステア菌による食中毒は、
通常の20倍も、
かかりやすいと言われています。
そして、
この菌は潜伏期間の幅が広く、
1日〜1ヶ月後に、
発症することがあります。
そうすると、
いつの何が原因だったかが、
わからないことも多いです。
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そして、
一番怖いのは、
感染しても、
あなたが発症しなかったり軽症だと、
リステア菌に感染した事に気付かずに、
そのまま過ごしてしまう事です。
あなた自身には問題がなくても、
お腹の赤ちゃんには、
かなり深刻な影響を及ぼします。
リステア菌は、
胎盤を通って、
直接赤ちゃんに感染したり、
お産の時の産道を通る時に、
感染したりします。
赤ちゃんが、
子宮内で感染すると、
流産や早産、
時には死産のリスクもあります。
また、
子宮内や産道での感染で、
髄膜炎や敗血症など、
脳神経系に障害を及ぼす、
重篤なリスクを潜んでいます。
あなたが気軽に食べる生物で、
深刻な被害を受ける可能性のあるのは、
あなた自身よりも、
何よりも大切な
お腹の赤ちゃんです。
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それほどのリスクがある事を、
自覚した上で、
生物を食べるのかどうかを、
判断して下さいね。
何かがあってから
後悔しても遅いんです。
自分だけは大丈夫、
ということは誰にもないですよ
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