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朔風払葉(さくふうはをはらう)

今年の秋は駆け足で過ぎていきましたね。
九州でも初冠雪が見られたところもあって
風も強くて、まさに七十二候の
朔風払葉》にふさわしい季節になりました。
朔風というのは北風のことなのだそうです。
この時期なら木枯らしとも言いますね。

鳥さんと暮らす飼い主にとっては
温度管理を気にする季節の到来です。
ヒトに飼われている鳥さんの多くは
原産地が赤道〜回帰線付近
なので
もともと寒さには強くありません。

主な鳥の原産地


もちろん、鳥種ごとの
快適な温度を知ることは必須ですが
個体差もかなり大きいので
飼い主にできることといえば
温度変化と愛鳥の状態を観察して
快適に過ごせる環境に整えてあげることでしょうか…

飼育本には健康な成鳥ならば
温度は25〜30℃、湿度は50〜60%
と書かれてあるのが多いと思いますが
ピナちゃんの場合は
湿度が50〜60%では高すぎます。
湿度が高くなると
吐き戻しの仕草をすることが多くなるのです。
ベストな湿度は35〜45%くらいです。

コザクラインコの原産地ナミビアは
国土の大部分が砂漠地帯で年間を通じて晴天が多く
降雨量も年間で300〜400㎜
ですから 
やや乾燥気味のほうが快適に過ごせるのでしょう。
(水浴びは好きですけどね)

温度は25℃前後が良い感じです。
高くても平気なのですが
そうなるとカロリー消費が減ってしまうので
太りやすくなるようですね。

ピナちゃんはごはんの量を
自分で調整するタイプなので
温度が上がれば食べる量が減るのでわかりやすいです。

日本生まれ日本育ちとはいえ
快適に過ごせる条件は
本能として記憶しているのかな?

これから《小雪》から《大雪》を経て
《冬至》に向かって
どんどん日照時間が短くなり
本格的に雪が降り始める地域が増えていきます。

雛ちゃんを育てている飼い主さんは
温度管理には気をつけて下さいね!






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下鶴真理/占星術と心理学好きの小鳥のおもちゃ作家
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