理解力の大切さ
前回の国語力の続きです。
誰でも「自分は理解している!」と思っています。
もちろん、私も理解しています!と言いきれます。
どのくらい、どこまで理解しているのでしょうか?
私達の教育では、人が話した事に対して自分の思い込みを挟まないトレーニングをしています。
話を聞く前から思い込みが始まります。
・その人に対しての評価、印象
・こんな事言われるのかな?という予測
・その場の空気感、ムード
・過去の出来事に紐づけ
などなど。
沢山の思い込みから始まります。
こんな時、思い込みを横に置けたらどうでしょうか?
マッサラな状態で人の話が聞けたら、理解力もぐんと上がりますね!
この技は、とても難しく訓練が必要です。
自動的に思い込み、予測して聞くわけですからコントロールができないのです。いつも自分を俯瞰して見れたら良いのですが、そんな簡単ではないです。
しかし、このトレーニングをしないと目の前の人が、本当に何を言いたいのか?を分かることはないでしょう。
私はこの事ばかり注目して教育してきましたが、今回の大発見で、
国語力が低いと、そもそも言葉の理解ができないので、思い込みどころの話ではありません。
この事を気づいたのは大きいです。
そんな事を言っている自分も、どこまで国語力があるかわかりません。
美容師として30年過ごしてきたので、ビジネスマンが使う言葉がわからなかったり。メールの文章が幼稚だったり。話す言葉の語彙が乏しかったりします。
てことは、沢山の語彙を持った人の話は深く理解していない可能性があります。
こう考えると、勉強ってほんと大事ですよね。
美容師になるなら勉強しなくていいや!という人が多いですが、美容師はコミュニケーションの仕事ですから、国語だけはちゃんとやった方がいいですね。
だって国語がわからなかったら、そもそも理解不能ですからね。
まずは本を音読して理解力を高めるトレーニングから始めるとしますか。
続く
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