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事業説明資料を作って思ったこと。どこまでリアルな情報出せますか!?
原宿・表参道・池袋にシェアサロンを展開するSALOWIN代表の阿部です。また、美容室の稼働率を最大化させる「SALOWIN LINKS」というサービスも開始しました。
昨日、事業説明資料を作りました。
大変でした。。
前職では、コンペとかよくやってたのでパワーポイントの資料100枚とか全然作っていたんですけど、久しぶりに資料を作ると20枚くらいでゼェーゼェーしてました。
完全にパワポ体力が落ちてますね。反省です。
さて、この事業説明資料をコリコリ作って公開したら、こんなコメントを頂戴しました。見てくれてうれしいです!
売り上げのMAXとLOW出すの
— マツダマサナリ【フリーランス美容師】インスタブランディングの鬼👺 (@mmmmmmmmasayan) May 1, 2020
流石です。笑
特に隠すつもりもなかったので普通に公開していましたが、確かに、美容室の求人を見ると、「売上のMAX」や「平均値」を掲載してても「最小値」とか「中央値」については公開していないケースが多いかもしれません。
ただ、これって、これからの時代に合ってないと思うので、真実を伝える重要性についてお伝えしていきたいと思います。
都合の良い数字だけを並べても人は採用できない
まー確かに、求人とかであれば、なるべく綺麗な数字を並べたいところです。
よく見かける例だと、「平均給料50万円」とかですね。ちょっと端数出して「498,653円」とかにしてリアル感出している求人もありますね笑。
ただ、その求人からは勤務日数と勤務時間が見えないケースもあったり、記載があっても結構なハードワークだったりする訳です。
例えば、「28日出勤+1日12時間労働」みたいな感じとか。それだと時給1500円切ってますやん。みたいな。
でも、嘘ではないですよね。
「28日出勤+1日12時間労働」をクリアすれば本当に50万円稼げるかもしれないので。なので求人内容が悪い訳ではなく、正しく情報を調べなかった求職者側の責任です。
とは言え、上手いこと言って人を採用しても、上記のように50万円稼げないスタッフがいると「あれ、最初に聞いていた話と違う」とか「やっぱ28日も出勤するの無理。。」とか採用後のギャップに繋がり離職数が増えると思うのです。
こうなると、年中人材を採用しなければならないので、結果的に人を採用できていないことと一緒だと思う訳です。
限りある人材プールを使い果たしたら終わり
無尽蔵に美容師が生まれるならば、上記のように、採用しては辞めてを繰り返しても問題ありませんが、今は超絶採用難の時代です。
言っている事とやっている事が違う。という状態のまま、人を切り捨てていては、いずれ人材プールは朽ち果ててしまいます。こうなると、その会社は採用ができなくなり自然と消滅してしまうでしょう。
それに、美容室の場合は、人に顧客が付く側面もありますので、長く働いてもらった方が当然良いのです。なので、新規採用数を重視するよりも雇用年数を重視した方が得策です。
上記より、採用時に正しい情報を伝え、ミスギャップを限りなく減少させ、採用後に違和感なく働いてもらうことが非常に重要だと思う訳です。
多分、シェアサロン事業者は数字を公開したくない
シェアサロンってやはり「歩合の高さ」というのが一番のウリだったりします。ただ、技術歩合が70%〜80%還元していても、固定費や材料費が別途発生する訳です。
なので、実際にどのくらいの収入が得られるのか?分かりやすく伝えるのは非常に重要だと思っています。
その際、大きく2つの理由で数字を公開したくないだろうな。と思うので、そのあたりをお伝えしてみたいと思います。
■シェアサロン事業者が数字を公開したくない理由1.材料費
シェアサロンによっては、個人仕入れを推奨しており、材料費が高止まりしている美容師も多いものです。
このような時に、当社のようにサロン側でがっつり仕入れしていれば材料費を安くすることができますので、お得感をPRできる訳ですが、そうでないシェアサロンはネガティブな印象を働かせてしまうことになると思います。
■シェアサロン事業者が数字を公開したくない理由2.売上中央値
売上平均は当社のように400万プレイヤーとかいれば、簡単に引き上げができますので意味がありません。
重要なのは中央値です。
この中央値が低いと、売上が低い美容師が多い。ということが言えます。
それ自体は何も問題ないのですが、売上が低い美容師が多過ぎると、人気時間帯の予約枠が取りづらくなる。という問題が発生しますので、使い勝手が悪くなる傾向があります。
あまりないとは思いますが、売上中央値が50万円〜60万円のシェアサロンの場合は、想像以上に枠が取れないか、そもそも全然美容師が集まっていないシェアサロンになりますので、何かしら問題がある。と考えた方が良いかもしれません。
上記のように、数字をぺろりと出しただけでも、シェアサロンを選ぶ重要な要素が隠れていたりしますので、基本は出したくないはずですね。
技術歩合**%還元!!
って歌って広告出している方が全然良いですからね笑
当社の基本姿勢は隠さず公開する
上記の通り、数字を公開することでネガティブに働く側面がある訳ですので、今回の事業説明資料を公開するにあたっても、どこまでの情報をオープンにするのか?というのは、最も検討した部分です。
で、考えた結果ですが、「全部公開しちゃおう」ということです。
もちろん、個人の収入とかプライバシーに関わる部分とかは無理ですが、会社が保有する個人を特定させないデータについては公開することにしました。
上記の通り、結構詳細に公開はできたかなと思います。
なぜ、公開したか?当社でも契約後にミスマッチが発生したことはゼロではないのです。特に、サロンを立ち上げたばかりの頃は、美容師が使ってくれるか分からずに、弊社の良いところを必死にPRして利用してもらっていました。
ただ、そうすると、登録を解除してしまう人も多いんですよね。本当に残念ですし、力不足感を否めません。
そのため、双方のミスマッチを無くすためにも、ちゃんと数字を公開することにしました。
過度な期待を与えずに、今、自分たちができる部分をちゃんと伝えることが、企業としての正しい姿勢だと思っています。
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