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【ヨエンスー通信🇫🇮】番外編 大学初セメスターが終わった今思うこと

昨日今セメスター中に終わらせる全ての課題が終わったのでわかりやすく暇になっています。振り返りのためにも、大学で初めて1セメスター終わって思うことを書きたいと思います。


私が所属する学科の紹介

まず、私は2024年の9月から東フィンランド大学(UEF)のLifelong Learning and Sustainable Development(LLLSus)という学士課程のプログラムで勉強しています。比較的新しくできた英語のプログラムで、カリキュラムなども常に模索中です。哲学学部となっていますが、内容はざっくりといえば教育科学です。

International Studentが多いことを予想されて設計されてるというのもあり、オンラインとのハイブリッドなのですが、今キャンパスにいるクラスメイトはたったの5人です。オンライン参加の人の中には在留許可が間に合わなかったという人もいるので、来年にはもう少し増えるかもしれません。

LLLSusには3年間で取るべき必修科目があり、それに加えてMinor(副専攻)、Other studies(言語や気になった授業をつまみ食いできる)を決められた単位数以上終了する必要があります。

3年間とは言っても、フィンランドの大学はとても柔軟なので、自分の好きなようにスケジュールを組めます。そのため、クラスメイトでも同じタイミングで全く同じ授業を取っている人はほとんどいません。

もちろんMinor、Other studiesの組み合わせも自由自在です。

Minor=基礎編授業のパッケージ(大体5科目分)を終わらせる必要がある。
Other studies=必修以外の第二外国語の授業や、基礎編全部とるほどは興味ないな~という授業が含まれる。

大まかな感想

まず、1セメスター勉強してみた感想は「入学前に知らなかったトピックばかりだけれど、まさに勉強したかったことだ!」です。
Active citizenshipやAdult Education、Formal/Non-formal EducationやInformal Learningなどあまり耳にしたことのない概念についてたくさん学びました。元々このようなトピックが学びたい!!と思っていたわけではなかったのですが、実際に勉強してみると、その言葉を知らなかっただけで、まさに自分が学びたかったことでした!

科目の紹介

今セメスターに私が履修したのはこんな感じです。↓他にもいくつか1年目必修のものがありましたが、今セメスターメインだったのは以下のものたちです。

Major(主専攻)

Introduction to Education and Lifelong Learning
訳:教育と生涯学習入門

この学科の核のようなものの概要を学びました。3回のレクチャーと課題図書を通して、学習分野における概念とその定義、考え方の基礎がわかりました。

Active Citizenship and Non-Formal Education
訳:アクティブシチズンシップと学校外での教育

今セメスターお気に入りの科目です!「アクティブシチズンシップ」という言葉は日本であまり耳にしなかったのですが、フィンランドでは頻繁に耳にします。自ら思考し、能動的に行動できる市民を育てていくためには?というテーマからこの研究における基礎的な概念、議論されている点、近年の動向を学びました。

Adult Education Promoting Sustainable Development
訳:持続可能な開発を促進する成人教育
学科のテーマでもあるSustainable Developmentの定義から始まり、法律、働き方、デジタル化、グローバル化という観点から成人教育の必要性を見ていきました。

Fnnish Education and Society
訳:フィンランドの教育と社会

フィンランドのケーススタディーを中心に教育の意味を問われる内容でした。教育がどのような役割を果たしてきたのか?または果たせるのか?教育学的観点も学びました。

Other studies

Theoretical Perspectives on Early Foreign Language Learning
訳:早期外国語教育における理論的見解

修士課程の必須プログラムなので、学士課程の私にとっては難しい点もありましたが、大変興味深かったです。特に、自分がフィンランド語を現在進行形で学んでいるときに言語教育について学ぶのは良い経験でした。様々な言語的背景のクラスメイトがいたのも刺激的でした。

Finnish 1A,1B
今セメスターに2つのコースを終わらせました!順調です。目標はFinnish 4まで進めることなので、この調子でいきたいです。

おわりに

受験時から、公開されているカリキュラムを読み込んでいましたが、いくら読んでも実態がわからないものがありました。実際入学してみてわかることが多かったです。MinorやOther studiesも、今後の自分の興味やキャリアにつながっていく可能性が高いので良い仕組みだなと思いました(ただ、Minorにするほど「興味のある×負担が大きすぎない」ものがなくてはじめは困りました)。実際先生方の中にもMinorで専攻していたものが今のキャリアにつながっているという人が多かったです。次のセメスターもよい科目に出会えることを祈ります。


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