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9月に読んだ本&一言感想(雑多に)

最近、賞味期限が全然わかりません。

・生っぽくない食材ならちょっとくらい過ぎてもオッケー
・冷凍すれば賞味期限関係ないよね
・乾物や調味料とか期限あってないようなもんでしょ

てな要領で日々を過ごしていったところ、本当に何を基準に(期限切れの食品を)ポイしたらよいのかわからなくなってしまいました。
ちなみに、味の違いもわからないほか使わなかった分は冷凍するためお肉は値引きシールが付いているのしか買いません。買われずに廃棄されるのが心苦しいというのもありますが、そもそも何を基準に買えばよいのかがわからないのです。産地?色?種類??味の違いもわからないお前(私のことです)が産地で選ぶの???

余談ですがこないだ買った半額しいたけは全部傷んでてダメでした。焼いたらいけると思ったんだけどな…………。
家族がお腹を壊さず、むしろ予防接種みたいな感じで強靭なお腹になっていくことを望みます。

それでは、読書記録に参ります💨

ケーキの切れない非行少年たち/宮口幸治

少年院にいる少年少女の中に、簡単なパズルや図の写し書きが出来ない者が多くいるのは何故か…………。
「ケーキ(に見立てた円の図)を三等分しましょう」という簡単な問題が、何回やっても解けない彼らに出会ったことから見えてきた「勉強のできなさ」への、正しいアプローチ方法がわかる一冊。
相手への『どうしてわからないの』に悩む全ての人の必読書!

人生パンク道場/町田康

「早起きができない」という相談の回答がいつまでも頭から離れない。これこそ世界で一番素晴らしい回答では?
みなさん、ぜひ読んでみてください。

絶望名人カフカの人生論/カフカ

病気になる心配をしすぎて病気になってしまったカフカ…………死ぬことすら解放ではなく現世と地続きだという考えのカフカは辛いものもある反面、彼を現世に繋ぎ止める唯一の糸だったのではと感じます。死ぬことは解放じゃないのか…………

皮膚と心/太宰治

齋藤孝さんの新書で存在を知った「青空文庫」を初利用しました。

青空文庫著作権が消滅した作品や著者が許諾した作品のテキストを公開しているインターネット上の電子図書館(Wikipediaより)→https://www.aozora.gr.jp/

吹き出物ひとつで、醜くて恥ずかしくて死んでしまいたくなる感覚。肌荒れが気になりマスクをしないと外に出られない、そんな今の自分の価値観とあまりにも一致しており、嗚咽が止まりませんでした。
「肌が汚い、こんな見た目なら死んでしまったほうがましだ」そう感じたことのある、多くの人に届いて欲しい作品です。

僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか ~絶望から抜け出す「ポジ出し」の思想~/荻上チキ

消費税が8%に増税される際の話に触れています(2012年12月初版)。増税をすると結果的に不景気になる、というデータが語られており、「何やってんだ日本!!」と思わず叫んでしまいました。
知らないとは恐ろしいこと。この本を読み、もっと政治に関心を持っていかないとなと実感しました。とっても読みやすい本です!

女に生まれてモヤってる! ~本当は「自分らしく」いたいだけなのに~/ジェーン・スー、中野信子

対談形式でとても読みやすい一冊。時代も変わったせいか、私は昔ながらの、いわゆる「女の子らしさ」を求められた経験というのはあまりない。それなのに、この「女だから感じるであろう憂鬱さ」はなんなのか?
わかるわかる!というあんな感情やこれから関わってくる(かもしれない)結婚、出産などのエピソードも存分に堪能できました。体外出産が出来る世の中が来るといいですよね…………


現実入門  ~ほんとにみんなそんなことを?~/穂村弘

若い頃は様々な経験が免除され、むしろ未経験そのものに価値あるような印象さえある。ところがどっこい、大人になったら飲み会で『え?ハワイ行ったことないの?』とか言われるのだろう。大人になった途端手のひらを返したように世間は未経験に厳しくなるのだ(怖い)。
42歳になって初めて献血をしたり、健康ランドに行ったりという経験をする著者のエッセイには、なんとも言えない “良さ”がある。それは見栄を張らず素直に未経験を恥じらい、その上で未経験に全力で歩み寄ろうとする姿勢の潔さであろう。
では手始めに、食べたことない具のおにぎりを買うことから……。

依存症ビジネス ~「廃人」製造社会の真実~/デイミアン・トンプソン

依存症の本、好きなんですよね。また買ってしまいました!依存傾向があるのではと自負しているのですが、誰もがそう思っているのかもしれませんね。
主にアメリカとイギリスの例を挙げて、「スタバやスマホゲームやお酒のビジネスが大儲けしているのは、意図的に病みつき(依存症)を作り出しているからなのだ」というのを詳しく説明している一冊。
利益を挙げている企業のほとんどが依存症ビジネスを利用しているのでは、と思ってしまいます。
日本ではまだ少ないですが 外国では依存症矯正施設ですら大儲けしている(ビジネスになる)現状から、この世は依存症で回っているのでは?!と思わざるを得ない…………。

いい女、ふだんブッ散らかしており/阿川佐和子

阿川さんのお茶目で のどかで はたまたブッ散らかした毎日を、まるで一緒に過ごしているかのような気分にさせてもらえる柔らかなエッセイ。流石、言葉選びが美しくて、その一つ一つの意味を調べながら読むとちょっとした知識人になれそう。
私も宿で缶詰めになりたいな〜(温泉とご飯を満喫したいだけなのですが………)

最後までお読みいただきありがとうございました!(貴重なお時間を割いてくださり……………)
感想を書くのがなかなかに難しいため、次回は未定です。また更新されたら見てやってくださいませ🦐

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