Path of Exileは鬱に効く
個人の感想です。医学的根拠はありません。
不眠症をこじらせ、参加してみたゲーム制作サークルが制作物未完のまま爆散してから何も手につかず、モデリングどころか昔から好きだったゲームまで集中力が続かず横になって鬱々としていたら、とうとう抗うつ剤での治療が始まってしまったおじさんのお話です。
長いし内容はないのでどうしてもこんな記事読むくらいしか暇つぶしがないよという人以外は読むのやめたほうがいいと思います。
では始めます。
・効いてるっぽいポイント①:進捗がある
一番効果があって、メンタルが安定していると感じる要素です。
具体的にはゲーム内のチャレンジや実績などゲームに定められている目標だったり、経験値バーが何%増えた、DPSが1Mの大台に乗った、などほんのごく小さな目標と達成があり、成長しているという感覚を得られること。
これが自分にはとても良く効きました。
昔からちらほらとゲームは鬱に効くっぽい医学的な話は耳にしたことがありました。マインクラフトなんかがいいらしいです。
たしかにマインクラフトも単純作業に没頭できて、さらにゲーム内の要素をコンプリートするだとか、大きい建物を作ってみるだとかで進捗を感じやすそうではあります。実際マインクラフトや先日アーリーアクセスから正式版へとアップデートがあった7Days To Dieも大好きなゲームだったので、もしかしたら昔からそういったものから得られる小さな達成感に助けられていたのかもしれないですね。
ところが、冒頭で触れたようにこれらの好きだったゲームへも集中力を失ってしまいました。飽きだったり、孤独感だったり、鬱だったり。
・効いてるっぽいポイント②:オンラインゲーム
オンラインゲームはFF14をもともとやっていたのですが、モデリングに挑戦し始めたあたりから興味がそちらに移ってしまい、ちょうど物語の展開的にも一区切りだったこともあってログイン日数が激減し、最新拡張も買って最初のIDクリアしたあたりで体調の悪化や環境の変化もあり休止してしまいました。
それからは上記のサンドボックス系のゲームにModを入れて遊んでいたのですが、ちょうど時期を同じくして趣味の中でも大きめなウェイトを占めるVtuber、おもににじさんじやホロライブで大きな箱企画が相次ぎました。
GTAは普通に楽しく視聴できたのですが、問題だったのはその直前に行われていた兎田ぺこらさんのハードコアマイクラ、あれが始まりでした。
端的に結論を申しますと、とても楽しそうで羨ましく、一人でブランチマイニングしているのが辛くなってしまったということです。
ここに使い道のないダイヤモンドを握りしめたメンヘラおじさん爆誕です。
それからは7Days To Die正式版リリースなどもあってかストリーマーがこぞってマルチプレイを遊びはじめ、一人でしこしこゾンビの頭を潰していたおじさんはまたヘラって7Days To Dieをアンインストールしては、ゲームは楽しいし他にやりたくてできそうなこともないのでまたインストール以下無限ループを繰り返してました。
そんなさなか、はるか古の時代、それこそAct3までを3周してThe Dockでマラソンをしていた頃にちょっとだけ遊んでいたPath of Exileの新リーグがスタートするというニュースを目にしました。
一人でしこしこするのが好きだったおじさんは当然ハクスラも大好きなのですが、PoEはトレードが少し不便で、飽き性でいろいろなことを試したくなってしまう性分も相まってたまに遊んでは後悔のオーブが足りなくなって引退を繰り返していました。
今回もそうなるだろうという予感は感じつつも、どうせ他にやれることもないしと遊んでみたらどうしたことでしょう。
わざわざ面と向かってトレードウィンドウを開き、相手の出したものが正しいか目視手動で確認し売買するという、現代のオンラインマルチプレイでは考えられない古臭く面倒なやりとりが、どうしようもない孤独感をほんのちょっぴり癒やしてくれたのでした。
・効いてるっぽいポイント③:自動販売機さん
しこしこファームしたものが自分以外の誰かにとっても価値あるもの。そしてそれが手渡しで、形式だけとはいえありがとうと言い合ってPoE内で形成された経済に流れていく。その感覚は引きこもりメンヘラおじさんにとって救いに近しいものがありました。
だけどやっぱめんどくさい。めうどうくさいんですこれ。
買うのはまだしも、売る場合は出品したものを買いたいというダイレクトチャットが飛んできて、入っていたマップやコンテンツから一度隠れ家に戻り、整理整頓のできていないスタッシュから商品を取り出し、ダイレクトチャットをくれた人にPTのInviteを飛ばし、トレードの申し込み、代金のチェック。ここまでやってようやく手元にカレンシーが入ります。
やりとりあったかいんだけどめんどうくさい。
しかし今回のリーグは一味違いました。自動販売機さんことファースタスさんがいたのです。
彼はカレンシーやオイルなど、特定のものだけではありますがトレードを自動で行ってくれる画期的なNPCで、ファームしてもモノ売るのが面倒で出費賄えず破産して引退といういつもの流れを断ち切ってくれました。
人とのやり取りが嬉しいなんて言った矢先からやり取りが面倒なんて、自分は本当に駄目な生き物です。
でもそんな駄目なおじさんにも優しいファースタスさんのお陰で、ファースタスさんが取り扱ってくれるものをファームすることで、Map入り=クリアだった自分が初めてヴォイドストーンを自力で4つ集めることができました。
トレードですら面倒くさがっているのに外部サイトやDiscordを用いたキャリーサービスなどを利用できるはずもなく、正真正銘初めてのヴォイドストーンだったので、非常に嬉しかったのを覚えています。
エルデンリングのDLCラスボスを倒した際ですら、虚無感に苛まれてアンインストールをした私ですが、嬉しかったんです。
そこからはそれまでのプレイ時間がほんの少しだけ、と言えるほどのめり込んでいきました。
・まとめ:Path of Exileは鬱に効いた
少なくとも私は、毎日朝が来るのが少しだけ嫌じゃなくなりました。
元気になるのが早いか飽きが来るのが早いかわかりませんが、初心者目線で思ったことや遊んだビルド、どうしようもないおもちゃビルドについてなど、暇つぶしに何本か記事を書いていってみたいと思っています。
ここまで駄文を読んでくださった方々に心から感謝をし、できれば他に記事を書いたとき暇つぶしにしてもらえたらななんてお願いをして終わりとします。
ありがとうございました。