自分のこと徒然その2-音楽はわたしの日常の景色でした-
頭の構造がかなりADHD的なので、ひとつのことをコツコツとできない。なのできょうは私のことシリーズながら、音楽というトピックで書くことにします。
生まれた時から音楽に囲まれていた。あまりに囲まれすぎてたので、「原点」とかわからない。子守歌代わりに、父母がレッスンするピアノの音で育ったような気がする。
リビングでは、たいていクラシックの曲が流れていた。なので、耳に聞き覚えのあるクラシックの有名な曲は多いのだけど、作曲者の名前や曲名がわからない曲がとても多い。いつからか、モーツァルトが好きだ、と思うようになったことは覚えている。
物心ついた頃には、兄と一緒にヤマハ音楽教室に通った。それも、父の弟のお嫁さんがやってる教室。つまらなくて二人ともすぐやめた。両親はきまり悪かったかもね。
たぶん同じ時期にピアノを習い始めた。これは近所に住んでた母の妹に。どんだけ身内に音楽家だらけなんでしょう!
ヤマハをやめた後は、私だけ父の努めてた音大にあった「こどものための音楽教室」に。まだ幼稚園児だったのに、片道40分ほどの距離を、電車とバスを乗り継いで毎週通った。すごい英才教育を受けた。当時は、今ではもう全然できないことをやってた。
たぶん自分が音楽を好きかどうかを考えたこともなかった。やるのが当たり前、運命みたいなものだと思ってたのかもしれない。
でも、後から思えば、私以外の兄弟たちは、そんなに音楽の習い事をしていない、もしくは続かなかった。よく言えば素直で従順だったのか? あるいは、自分の意思や好みがあまりなかったのか。わからない。
とにかく、良くも悪くも、気がついた時には音楽はそばにあった。それがいろんな形で私の人生に少なからぬ影響を与えたことは間違いない。