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母とお金とATM②
こんにちわ、Sallyです。
今回は母シリーズのガッツリ疲れた初期時のお話の続きです。
01 怪しい手紙が届くことが増えた
母が75歳を過ぎたあたりから、怪しい手紙が届くようになっていた。
始めは私も気づかない。ポストが別だし、放置されてる封筒を見付けて「これどうしたの?」と聞かないと発覚が遅れる。この当時はそこまで「ボケ」に対して私の警戒心がなかったので…
というか。自分の不妊治療でいっぱいいっぱいだったし、何よりも母がボケてきていると認めたくない自分がいたんだと思う。
ある日、私はカラー封筒を手に取った。開けられた形跡があるが放置されていたからだ。
何気なしに中を見たら、そこにはこう書かれていた。
「 督促状 」
え・・・? なに、これ。
何らかの高齢者の保険料が収められていないようだった。
慌てて母に聞く、これ、なぁに?
母は言う。
「 通帳から落とされる筈なのに、落ちてないみたい 」
いやいや、残高不足とかじゃないの?
「 通帳にはお金入ってるんだけど。念のため入れておいたから大丈夫じゃない?」
・・・本当だろうか。怪しみ始めた。
02 ATMでは通帳使えない説
暫くたった、ある日。また、手紙が届いた。
残高不足により、引落出来ません。
またか。
私は意を決っして、母に言った。通帳見せて。
渋りながらも持ってきた通帳には、確かにお金が入っているように見えた。
ただし、問題はそこじゃない。
「 お母さん、この通帳、いつ記帳したの? 日付が大分違うけど 」
そう、カードを使っておろして、記帳しないから、お金が延々と通帳に入っていることになっていたのだ。母の頭の中で。
目で見たものしか信じられない。
これが高齢者あるあるである。
後日、父に話をして通帳記入をしにつれていってもらい
そのまま、区役所に行って保険料を支払うように伝えた。
督促状なんて久しぶりに見たな…
こうして、私のストレスも少しずつ増えていくのである。
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