【短編小説】君と食べたハンバーガー
初めてのデートだった。
最適なデートコースなんてよく分からなかった僕は、白いワンピースを着た君をハンバーガーショップに連れて行った。
今考えたら怒られても何も言えない。
初デートのランチにどこが最適かなんていまだによく分からないが少なくとも白いワンピースの君をハンバーガーショップに連れて行くのが得策だったとは決して言えないだろう。
それでも嬉しそうにハンバーガーを頬張る君の笑顔に僕は見惚れてしまった。
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552字
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