待ちに待った出会い
2012年 たまたま夫婦で見上げた空に流れ星が流れた
私たちが結婚したのはその2年前。
もともと、持病の影響や婦人科系の病気もあって妊娠し辛いことはわかっていた。
それでもいつかは子供がほしいと思っていたから、結婚してすぐに不妊治療を開始。
不妊治療を書き始めると長いから、そのうち書くとして、時間とお金と体力を使いまくって、流れ星を見たその次の通院日で妊娠が判明する。
その前に2度お別れをしていたので、手放しでは喜べない。
でもなぜか、この子は大丈夫という思いがわいてきた。
順調に心拍確認もでき、ひどいつわりもなく、草木を愛でながら自然の流れを感じながら穏やかな妊婦生活は続く。
胎教なんて意識したことはなかったけれど、思えばおなかに向かってたくさん話しかけていた。
花の色、空気の匂い、聞こえる音、そしてもともと好きだったからたくさん歌も歌っていた。
妊娠8ヶ月の時に切迫になり、安静の日々。
まだ出てこないでねと話しかけながら、臨月を迎える。
予定日通りに出産。
元気な産声を1回あげると、その後はじーっと自分の手を開いて閉じて見つめ続けている息子。
赤ちゃんって、目が開かなくておぎゃーおぎゃーと泣き続けるイメージだったからちょっと驚いたのを覚えている。
生まれたときから目力のある大きな瞳は、親の私ですら驚いたけど、看護婦さんはもっと驚いていた。
静かに、哲学するような顔で生まれてきた息子。
健康状態に問題はなし。よかった。
一通りをこなし、無事退院。
退院後に続く・・・
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