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yakkuru1019
Vol.106 良い意味で策士
自信を持って自慢できる会社創りを支援、ヒット商品サポーター、愛社精神育成コンサルタント 中小企業診断士の足立早恵子です。
読んで頂いてありがとうございます。
先日、主要7カ国(G7)によるロシアの凍結資産を活用した総額500億ドル(約7.6兆円)のウクライナ向け融資で日本は約4700億円を円建てで貸し出すそうです。
日本のメディアはまたばらまきだのなんだのと言ってますが、実は岸田元首相の素晴らしい手腕が発揮された結果だそうです。
というのも、円安になるタイミングでドル建てだったロシアの凍結資産を円に換え、それを日本国内に投資し運用することで内需を潤すと同時に投資利益を確保。その利益から約4700億円を円借款として「円」で融資するというカラクリなのだそうです。
円で融資するから、返してもらうのも円。
日本の腹は全く痛まないどころか、利益しかないという…。
そして、ロシアの凍結資産の元本も確保しているから情勢が変わって凍結解除になってもちゃんと返せると。。。
あっぱれ!としか言いようのない見事な手腕です。
正直、ウクライナについては報道されているのとは全く違う現実があるとも聞きます。
しかし、日本の立場としてはG7と足並みをそろえないといけないし、一国だけ融資に参加しないというわけにも行きません。
そこでこの奇策!
岸田元首相、良い意味ですごい策士です。
「増税めがね」だのなんだのと批判されていますが、国益のために尽力するすばらしいリーダーでした。
そのことをもっと多くの方に知ってほしいと思います。