Vol.51 富士山の大規模噴火広域降灰予報
日本のモノづくりの強火サポーター、愛社精神育成コンサルタント 中小企業診断士の足立早恵子です。
読んで頂いてありがとうございます。
気象庁が数年内に富士山の大規模噴火に関する広域降灰予報を導入すると発表しました。
降灰の予想量を3段階で明示するものだそうですが、かなりの広範囲において被害が出ると予想されています。
東京の中心も10㎝程度の降灰が予想されており、鉄道の運行停止や送電設備の不具合による広範囲での停電などが懸念されています。
インフラをはじめ生活に必要なもののほとんどが電子機器で制御されている現在、微細な灰が精密機器に入り込むと不具合を起こし停止した場合の被害は想像を超えるものになるでしょう。
江戸時代中期の1707年(宝永4年)の宝永噴火以来、300年噴火していないだけにいつ噴火してもおかしくないと言われている富士山。
以前、富士山の近くの研修所で研修を受けた際、避難の手順などを説明され、近隣では常に警戒されているのだというのを目の当たりにしたことがあります。
決して、噴火してほしくありませんが、自然を止めることもできない。
政府や行政を当てにするのではなく、個々人が自分の生活を守るためにできる範囲での備えをしておくことが肝要だと感じます。