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【ONE PIECE】レッドラインはインドラの網⁈ 人類補完計画【FILM RED】

漫画『ONE PIECE』の謎をダジャレで妄想!!
ルフィと敵が鏡合わせの表裏一体になる理由。

※『ONE PIECE』コミック105巻までの内容を含みます。

レッドラインは女郎蜘蛛の巣

「RED」はインターネット

RED」はスペイン語で「網(ネット)」。
日本では「ネット」と「ウェブ」を混同して、
どちらも世界規模のネットワーク(インターネット)のことを指す。

「ウェブ」は英語で「蜘蛛の巣」の意味。

ネット上のデータ・アプリを利用することを「クラウド()」という。
単純に「クラウド」=サーバーと考えれば、

インターネット=「蜘蛛の巣」と「雲の巣」どちらも成立する。

映画『FILM RED』でいきなり新種の映像電々虫設定を作ったのは、このダジャレが重要だからと妄想。

マリージョアはラピュタ

レッドライン=「赤線」は遊廓のある場所のこと。

鬼ヶ島の遊郭にいた女郎蜘蛛の名前がブラックマリアだった。
マリーマリアの愛称なので
「マリージョア=女郎蜘蛛」の暗示。
パンゲア城はアゲハチョウ。

マリージョア(女郎蜘蛛)のレッドライン(蜘蛛の巣の糸)に捕らえられたパンゲア城(アゲハ蝶)とうイメージ。

マリージョアは海上1万メートルの「天空の城」。
雲の中か上に位置するので「雲の巣」。

レッドライン=血に濡れた蛇なら、カイドウも蛇扱いされてたので「竜の巣」。
「天人の住居区」でも「竜の巣」。

天空の城「ラピュタ」はスペイン語で「売春婦=女郎」。
「竜の巣」と呼ばれる乱気流の「雲」に覆われていた。

レッドラインとマリージョアの設定はラピュタのオマージュっぽい。

以前の「トリケラトプスが最強な理由」では、イム様も囚われの身と妄想した。

レッドラインはインドラの網

因陀羅網(いんだらもう)indrajāla

因陀羅=インドラ神(帝釈天)が住む宮殿を飾っている網。その無数の結び目の一つ一つに宝珠があり、それらは互いに映じ合って、映じた宝珠が更にまた互いに映じ合うとされるところから、世間の全存在は各々関係しながら、しかも互いに障害となることなく存在していることにたとえる。ことに、華厳宗では諸法の重々無尽であることを、また、真言宗では諸法の円融無碍(えんゆうむげ)であることを、これで説明する。

コトバンク因陀羅網より抜粋

マッハ・バイスの「〜だイーン」と
バスティーユ中将の「〜だらァ」に
ウーシーの「モ〜」で
いんだらもう=インドラの網」というダジャレ。

ドレスローザは世界の縮図。
王の大地はマリージョアのあるレッドライン。
ロビンが王の大地に「スパイダーネット」を張ったのも「レッドライン=蜘蛛の巣」の暗示。

網の結び目につく「宝玉」は「石=意志をつぐ人びと」。

『ONE PIECE』では敵キャラがルフィや麦わらの一味と鏡合わせのように表裏一体になっていることがある。
表裏一体は仮面YouTuberユデロンさんが詳しく解説していてわかりやすい

それはキャラクター同士が互いに「映じ合って」いる状態。
インドラの網を表現しているからと妄想。

インドラの網は「人類補完計画」

円融無碍えんゆうむげ」とは
すべての事物が完全にとけ合って、障りのないこと
とらわれることなく自由であること。また、気ままで勝手であること。

新世紀エヴァンゲリオン』TV版の「人類補完計画」では、シンジとアスカ以外の人間が物理的にも精神的にも溶け合って、赤い海になった。
オールブルーならぬオールレッド?
タイトルが「新世紀の福音」でラストは「復楽園」。

「トットムジカ」の歌詞にも
「いざ無礙に」とある。
※無礙は無碍の旧字。

『FILM RED』ではウタが映像電々虫をつないだ世界的ネットワーク=「蜘蛛の巣」を利用して、人々を夢の世界「ウタワールド」に閉じ込めようとした。
ドフラミンゴ(蜘蛛)が「鳥カゴ」で民衆を閉じ込めたのとリンクする。

観客をオモチャに変え海にしずめたのは「人類補完計画」っぽい。

ウタはみんなを肉体という魂の監獄から解放し、嫌なことのない(障りのない)楽しいことだけできる(自由な)世界、「新時代」に導いたつもりだった。

ルフィはインドラ

以前に「ゾンビとサイボーグ」でニカ・ルフィ=インドラがリンクした。

インドラの異名に「障碍(ヴリトラ)を打ち砕く者」がある。
「障碍」を打ち砕けば「円融無碍=自由」になれる。
『FILM RED』では「トットムジカ・ウタ」を倒せば自由になれる。

ヴァジュラを持つ者」で「ゴムゴムの猿神銃(ヴァジュラングガン)」を使ったルフィ=インドラは成立している。
「ヴァジュラ=ハヌマーン」とのリンクで「猿神」の文字。
「銃=自由」。

「カイドウ=竜=悪魔」を「ヴァジュラ」で打ち砕いたルフィと、
「悪魔パーカを調伏する者」インドラ。

だからウタは「アルパカ」と「YOUR  SONG↔︎RYUO SONG=竜王ウタ」と書かれたTシャツがお気に入りだった(笑)
ルフィがウタを調伏するわけにはいかないから、魔王「トットムジカ」が召喚された。

竜王の息子「G」はやっぱり「黒い彗星=ルナーリア」っぽいな。


まとめ

ルフィ=インドラなら、インドラの網=ワンピース。

ルフィの目指す「海賊王」、そして「夢の果て」で
ルフィのやり方での「自由の答え」「新時代」「復楽園」が描かれるハズ。
そのままの意味だと「差別のない自由な世界」。
ビック・マムとほぼ同じになっちゃうので、ちょっと変えてきそう。

「島ひとつ吹き飛ばす」つながりで「プルトン」は「ラピュタの雷」→「ヴィマナから放たれるインドラの矢」をオマージュされている予想がしやすい。
それなら「インドラの網」もあり!という回でした。

いっぱい脱線したけど消した。
ブラックマリアの「ロサミガレ・グラウボゲリィ」のダジャレは書きたい。
「女難」は「ジョアン」とか。

おまけ

ソドムとゴモラはシャンクス

「天空の城ラピュタ」では「ソドムとゴモラを滅ぼした天の火=インドラの矢」。
『ONE PIECE』で「ソドムとゴモラ」は「ヤガラ」の「キングブル」。
「矢柄(ヤガラ)」は「矢」のやじり(先端)と矢羽根をつける「柄」の部分。

「柄」は英語で「shank(シャンク)」。
「ソドム」と「ゴモラ」2人で「シャンクス」。

やっぱり「シャンクス」の「赤髪=レッドライン」=滅ぼされた都市(ソドムとゴモラ)。
本当の天竜人の住んでいた都市。
「頭(やじり)」と「尾(矢羽根)」がない。

キングブル=王牛=オーロックス。

「牛の頭」=「A(エース)」は失われている。

レッドライン=竜の「頭=エース」と「尾=テイル」が失われている。

「ラフテル(ルフィ=ワンピースの尻尾)」は
「北極か南極か」?

燃える蜘蛛の巣

ブラックマリアの蜘蛛の糸は「可燃性」。
これは宮沢賢治の「インドラの網」では網が燃えるから。

「ごらん、そら、インドラの網を。」
 私は空を見ました。いまはすっかり青ぞらに変わったその天頂から四方の青白い天末までいちめんはられたインドラのスペクトル製の網、その繊維は蜘蛛のより細く、その組織は菌糸より緻密に、透明清澄で黄金でまた青く幾億互いに交錯し光って顫えて燃えました。

青空文庫「インドラの網」宮沢賢治より抜粋