晩秋の善光寺、ひとり歩き
11月最後の月曜日。
長野市での会議に午後から出席する予定があり、どうせなら早めに向かって善光寺参りをしちゃおう、と思いつきました。
いつもは車で行ってしまう長野市ですが、そんな目論見もあって電車で向かいました。
善光寺といえば、ことわざ「牛に引かれて善光寺参り」ですね。
長野駅からバスに乗って、参道のちょっと下で下車。
前に家族で来たときは車だったので、この辺りは初めて歩きます。
本堂にも行ってきましたが、こちらは撮影禁止。
夏に誘拐されたのち無事戻ってきた「びんずる尊者」の像は、
自分の体の悪いところと同じ所をなでると治るそうですが、
このときは社会科見学の小学生がたくさんいたので遠慮しました。
同じく、本堂の際奥にある「お戒壇巡り」もやめておきました。
小学生の学習の邪魔をしたくなかったのでね!
そして見知らぬ小学校の先生、引率お疲れ様です。
びんずる尊者?お戒壇巡り?な方は、善光寺のHPをどうぞ。
さて、山門を出て、仲見世方面に戻ります。
クレープを食べ終わって外に出たら、雨が止んでいました。
お店を眺めながら緩やかな坂を下ります。
善光寺を後にして、本来の目的地へ向かいます。
長野市立図書館を通りかかりました。
この日は休館日だったので、誰もいない静かな世界でした。
のんびりと寄り道をしましたが、このあとは目的地に向かい、本来のお仕事を果たしました。
一人で歩く善光寺。
晩秋の紅葉も相まって、風情があってとても素敵でした。
気楽に好きなところに行けて、おいしいものも独り占めして、写真もたくさん撮って、おひとりさまを満喫!
でもちょっとだけ、ここにいない家族との思い出がよぎって、懐かしいような、少し寂しいような。
クレープも、子どもが小さいときは子どもの食べ残しを片付けるような感じだったから、一人で一つ食べてみたいなあと思っていましたが、
いざ一人で全部食べてみると、ちょっと多い。
子どものお残しクレープも、今思えば子どもと分け合った幸せだったんだなあ。
またいつか家族で来て、大人になった子どもたちと一緒に、新しい思い出を作れたらいいな、と思います。
お仕事終了後、すでに周りは真っ暗で、止んでいた雨もまた降り出しました。
寒いなあ、雪になるかなあ、なんて思いながら長野駅に着くと、
クリスマスツリーが出迎えてくれました。
11月下旬なので、まだ準備中。
いつもは車だから、ほとんど使わない長野駅。
たまには電車やバスを使って、ゆっくり歩くのも新しい発見があっていいですね。
晩秋の善光寺、満喫いたしました!