自分が低体温だと知る
一年前にアトピー性皮膚炎が 悪化
さらに 三年ほど前に 喘息がひどくなった時期がありました
そして じんわり パニック障害が また悪化するのではないかという恐怖もでてきていました
アトピー性皮膚炎の場合 顔は市販のステロイド含有軟膏でごまかしつつ
体は長袖やストール マスクで 隠せばよかったし
喘息は吸入ステロイド薬を病院で処方されました
パニック障害は 地下鉄でなくバスを使えば 大概は大丈夫だった
閉所恐怖症的なわたしにとって さいわい ランチを営むカフェは 天井が吹き抜けで 環境にめぐまれていました
いま思えば この時期は 「冷えとり健康法」(進藤義晴 著)でいう 体内に溜まった老廃物(冷えとりでは ”毒”といいますね)が あふれだした状態だったのだと思います
そして わたしが本気で 症状を治したいと思ったのは
上咽頭炎 副鼻腔炎の発症により 声が出ずらくなったときでした
自己紹介でも書きましたが わたしは自作の詩を自宅や小さなライブハウスで弾き語ることが大切な趣味でした
この喪失感は 個人的には生き死に関わると感じて(笑)編集者や知人に教えていただいた名医に診てもらいましたが 症状は なかなか改善しない
これは 西洋医学を否定しているのでは決してありません
知る人ぞ 知る 整体の先生の施術に数ヶ月通っても やはり治りませんでした
周りからも「心の問題では?」と問われることも しばしば ...
ふりかえると この時期が一番 ストレスフルでしたが
たんに正しい原因と対処法に出会えていなかったというだけのことでした
そして そんなとき 雑誌『安心』の取材で 体温をあげることで 重い鬱とパニック障害を克服なさった 華やかな音楽業界で活躍中のボイストレーナーの先生 50代の女性を取材させていただきました
そのかたは 様々な治療法を試した後『生姜力』の著者である 石原結實先生の診察を受けて低体温であることを知り改善なさったとおっしゃいます
一日5〜6杯の生姜紅茶で体温を上げることで 症状を克服なさり わたしが取材させていただいたときは お辛い過去があるとは思えないほど 笑顔が素晴らしく 冗談がおもしろく 所作なども美しく 活き活きとお仕事をなさっていました
そのようなご経験があったからこそ 繊細な表現者たちから愛される専属ボイストレーナーが勤まるのだと思いました
皮膚炎ほか 体調不良 精神疾患は なんとも言えぬ 孤独感がつきまといます
この先生は そのような孤独感や恐怖感をわかってくれている そんな 包容力を感じました
そして この取材から帰宅した翌朝 私自身の体温を測ると なんと 35.3°
* 平熱は 飲食や運動に左右されない 起床時に測った体温を 目安にします
わたしも立派な低体温でした
しかし 正直 ほっとしました
幼少期から悩まされてきた 症状の原因がわかったかもしれないからです
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