#4 返報性の原理
こんにちは、S&Mです。
今日は返報性の原理を紹介します。
既にご存知の方や無意識のうちに使っておられる方もいらっしゃるかとは思いますが、タイミングを意識して使うことでより効果が高まりますので、ぜひご覧ください。
では、さっそく返報性の原理の説明をします。
返報性の原理とは?
返報性の原理とは言い換えるとお返しの法則のことです。返報性の原理は何かをもらった際にお返しをしたくなるという行動心理を利用した効果です。
なぜ返報性の原理が効果的なのか?
なぜ返報性の原理が成り立つかというと「貸しをつくる」「借りを返す」というように人は何かをしてもらったら、貸しや借りという形のないものを感じ、それを返そうします。それが返報性の原理です。
例えば、男性の皆さんはバレンタインデーにチョコをもらって、お返しをした経験はありませんか?(僕は学生時代、根暗でコミュ障だったのでお返しできませんでした。笑)
また、最近はあまり見なくなりましたがスーパーでウィンナーの試食を食べたことはありませんか?これも返報性の原理を活用した販売方法です。
上記であげた以外にもSNSでいいね!をもらった時など返報性が成り立つシーンは多く存在します。
返報性の種類
返報性には以下の4つの種類があります。
①好意の返報性
②敵意の返報性
③譲歩の返報性
④自己開示の返報性
ほとんど名前の通りですが、
好意の返報性
相手の好意に対して好意をお返しするという心理。
敵意の返報性
相手の敵意に対して敵意を返すという心理。
譲歩の返報性
相手に譲ってもらった際に譲り返すという心理。
自己開示の返報性
相手が情報を開示してくれた時に自分も開示しようとする心理。
返報性の原理の使い方
では、この返報性の原理を営業に応用する方法をお伝えします。
返報性の原理を営業に応用する方法は、難しく考える必要は全くなく、ご自身の持つ情報を相手に提供するだけこれだけです。「本当にこれだけ?」と思われたかもしれませんが、本当にこれだけなんです。
「でも、私の情報は相手にとって必要かどうかわからないでしょ?要らない情報をもらったって相手は嬉しくないはず…」と仰る方もおられるかと思います。
では、職場の同僚からお土産で要らないキーホルダーをもらったとしたらどうでしょうか?自分も旅行に行ったら何かお土産を返さなきゃと思う方も決して少なくないのではないでしょうか?
人は必要ではないものをもらったとしても何かを返さなければと感じる生き物です。もちろん、相手が必要としている情報を届けることは重要ですが、それにこだわりすぎる必要はないのです。
返報性の原理のタイミング
返報性の原理を使うタイミングは相手に与えた直後が良いと言われています。それは与えられた人の気持ちが1番ノッているタイミングだからです。
何か要望があるようであれば相手にお礼を言われたタイミングで嫌味のないように伝えてみてください!
まとめ
#4 返報性の原理、いかがでしたでしょうか?
シンプルですが非常に強い効果を持つ心理効果です。
『情けは人のためならず』と言う言葉があるように自身の持つ情報を最大限与えることから始めてみてはいかがでしょうか?
ぜひ意識して使ってみてください。
では、また次回お会いしましょう!
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