薄気味悪さの回収
昨日、おススメされた博物館の企画展に行ってきたのですが
未だに、感覚がザワついているような気がします。
水木しげるさんの作品展。
小学生の頃、アニメの放送や漫画で読む中で
「どこか薄気味悪い、というかじわっとくるモノ」
そんな感覚があったのです。
当時は「妖怪とかお化けじゃこわいよなぁ」
そう感じていました。ところが、昨日じっくり見てみて
薄気味悪い、じわっとくるものが「妖怪、お化けだから」
という理由ではなかったんだ。そうか‥‥そうだよね。
企画展出口で気が付きました。
その「理由」は、できればご自身の目で見ていただきたいので割愛します。
アート、と言われるものはもちろん
音楽や、漫画や、アニメ。ハンドメイド作家さんの作品すべて
生み出すのは人。
(今やchatGPTなど生成AIが生み出すこともありますけど…)
その作品には
生み出す人の「生き様」とか「哲学」が色濃く出ているのを
勝手に感じます。
昨日感じたのは「ほんのり怒り」でした。
ほんのりと書きましたが、そこには確実にどす黒い(水木先生ごめんなさい)重さを、受け手がわかるかわからないか。という微妙なバランスで。
戦争を題材にしたものもあったのですが、その作品からではなく
別のものから、蚊がキーンとなくぐらいのバランスでの怒り。
全て理解はできませんが
私は作品を通して「作り手の感情をひっくるめた人生」
そんなことを体感しにいっているんだな。という事を改めて確認した次第です。
そんなわけで、作り手さんの人生を勝手に感じる私
展示を見に行くと結構”作り手さんカラー”が浸食してきちゃうんだよな…
さて、今度はどの作り手さんカラーに染まろうかなぁ。