人材業界の営業を希望する就活生や転職者へ、人材業界とは?

今回は9年間在籍した人材業界の営業に関するスキルや意識について記載してみたいと思います。

人材業界と言っても、かなり細かく細分化していくことができます。まずは、どんな風に分かれているか大きく説明していきます。

対面型と非対面型の営業スタイル

対面型/非対面型のまず2軸に分かれます。対面型は、派遣会社や紹介会社など、求職者の方と実際に対面して営業をしていくタイプ。非対面型はメディア(媒体)などで求人情報を公開して人材採用のお手伝いをするタイプです。紹介の営業もRAとCAに分けている場合はありますので、一概に全てが対面とは言えないですが、大きく分けると2種類です。

就職・転職・アルバイトなど雇用形態や対象によって更に分かれる

対象とする求職者やユーザーによっても商品が分かれます。これは対面型・非対面型問わず、基本的には分かれています。それぞれのユーザーの動きが全く違うことと、営業する上で必要ない知識が大きく異なるためです。

主要メディア例(掲載型)
就職活動:リクナビ/マイナビを中心としたメディア
転職活動:リクナビNEXT/マイナビ転職/エン転職/DODAなどのメディア
アルバイト:タウンワーク/バイトル/フロムエー/マイナビバイト

などと言ったメディアと中心した営業です。自社の媒体に掲載してほしいといった形で営業を行います。また、各メディアを扱う代理店も多く存在しております。

成果報酬型やSNS系のメディアも!

転職で有名なメディアと言えば、先日も記載しましたが、WantedlyやLinkedinなどのSNSと連携した採用メディアや。成果報酬型の媒体であれば、Greenと言ったサービスも展開されております。

新卒でいくと、理系学生をメインのターゲットとしている、Polといったサービスや、中途採用のリファラル採用に特化したリフカムと言ったサービスも展開されております。

人材紹介の市場は?

業界最大手のリクルートエージェント、パーソル、JACリクルートメントなど大手紹介会社から、数名規模で運営している会社や、業界特化型など多種多様なサービスが展開されております。市場規模は非常に大きく、多くの方が利用しております。

人材紹介の大きな特徴は、求職者の役職や業種などで担当を分けているため、専門的なスキルを身に付けることができます。専門的と言っても、担当する業界で必要な知識です。IT担当になった場合であれば、開発言語や商流についてなど、細かい部分です。自分でプログラムを組むわけでないので、そこのスキルは不要です。

派遣の営業やアルバイト媒体を扱う営業は?

派遣の場合は、求職者としっかりとコミュニケーションを取り、どのような形で就業し長く働いていただけるかどうかが重要となりますので、希望や就業後のサポート、現職での課題などをしっかりとヒアリングし、就業先のクライアントともコミュニケーションを取ることが重要となります。面談時に職場環境などもしっかりと求職者に伝えることでミスマッチを減らすことも重要です。

アルバイトの媒体は、より多くの募集を掲載してもらうことで収益をあげることが最大のミッションです。転職や就職サイトも同じですが、アルバイトはより顕著に数を求められます。1掲載の単価が低いため、より多くの勤務地を掲載してもらうといったことも必要となります。

求職者にスキル等がないため、ヒアリング内容も時給やシフトについてなどが中心となりますので、そういった部分をしっかりとヒアリングし成功し売上拡大できるかが重要となります。

それぞれでの仕事の特徴は?

就職媒体:1年間企業と伴走し採用に結び付けるタイプの営業。掲載だけでなく会社案内や説明会の資料作成、就職学生向けのイベントなど幅広い商材を扱うスキルを身に付けることができる。

一方で学生がターゲットなので、理系学生と文系学生の2軸の動きを理解していればいいので、どちらかというと企業としっかりとコミュニケーションを取れることを求められる。

転職媒体:浅く広く職種の知識が必要となる。営業、エンジニア、施工管理などそれぞれ職種によって、動きや考えが異なるためうまくそれぞれの層に対して、広告を出して効果を出せる提案を行う必要がある。

一方で、知識がなくても媒体力である程度母集団形成ができることあるので、状況に応じてうまく対応できるかどうかも重要。

アルバイト媒体:しっかりと数をこなせるかどうかが求められます。基本的にアルバイト媒体の掲載方式が勤務地の数だけ掲載数が増えますので、大型のクライアントを取れるかどうかも売り上げに大きな影響がでます。

人材紹介(中途):求職者の方の応募同意を取得することが1番難しいポイントです。応募したいと思える企業をしっかりと見つけられるかどうかです。そのために、担当する求職者の業界や仕事の進め方をはじめ、しっかりと課題を解決できる案件を持ってこれるかどうかも重要です。また、紹介先の企業のビジネスモデルなども正確に伝えられるかどうかも非常に重要です。

派遣営業:求職者・企業ともにしっかりと信頼をおける存在になる必要があります。求職者の要望とスキルをしっかりと把握し、それに該当する企業を紹介できるかどうか、これが重要です。また、短期の派遣の場合企業からはいかに早く紹介してもらえるかなどスピード感も求められます。

少し大雑把になりましたが、こんなイメージかと思います。わからないことがあれば質問ください。

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