ワイン受験4

ワインエキスパート受験体験記。受けてよかった3つのこと

こんにちは、ピラティスインストラクターのSalaです。
今日はピラティスではなく、ワイン受験のお話をしますね。

J.S.A.ワインエキスパート

実は私、ピラティスとは全然関係ないのですが、日本ソムリエ協会認定の「J.S.A.ワインエキスパート」というソムリエ同等の知識を持つ趣味資格を持っています。
2017年の7月1日に受験勉強をはじめ、一次試験(筆記)が8月20日、二次試験(テイスティング)が9月25日という強行スケジュールでしたが、無事合格。
本来は、ワインをたしなみながら少しずつ知識を積み重ねて、1年くらい受験勉強をして合格するというのが、記憶にも残るのでおすすめです。

2017年の合格率は33%なので、3人に1人の割合で合格します。やれば手に届く範囲です。ただし、あのプロのソムリエと同等の知識レベルを素人が身に着ける訳ですから、相当な勉強は必要です。ワインにまつわる歴史や世界のぶどうの品種や特徴、地理に至ってはフランスの畑レベルまで詳細に笑、相当な情報量をがんがん脳に詰め込んであらゆる角度からワインを語れるようにする。
じゃあなんでわざわざ、仕事に関係ないのに学生みたいに起きてから寝るまで受験勉強するのでしょうか?

ワインエキスパートを受験してよかったこと

ワインを美味しく飲めればいいじゃん

これは本当にその通りだし、私もそう思う。

そこで、ワイン受験をしてよかったことをまとめてみました。
ぎゅっと3つに絞っているけど、トータルで受験したことは財産となり、本当によかったです。

知ったほうがより楽しい!

ワインの勉強を通じて、今まで興味を持ってこなかった世界の地理を改めて学びました。
土地の気候や文化を知ってワインを頂くと、「美味しい」以上の深みを感じることができます。そして、ワインは一緒学び続けることができる奥深い世界なので、これからの人生を長く楽しむための投資にもなります。

ワイン仲間ができた!

何よりも大きかったのがこれ。ワインエキスパートとソムリエは一緒に勉強することが多いのですが、一人では無理!と思う量のことを覚えないといけないので、自然と励ましあい、問題の出し合いといった協力を経て、が生まれます。
最後は、この仲間と一緒に合格したい!と言う想いで頑張れます。
そして、合格してもしなくても関係なく、今後の人生で一緒にワインを美味しく語って共有できるかけがえのない仲間が出来ます。
同じ趣味、価値観で語れる友人は、居心地のよいものです。
ワインの本質を教えてくださった先生方、一緒に勉強してくれた仲間には尊敬と感謝を持ち続けられます。


一点突破したら味覚が鋭くなり、食に興味が広がった

私はワインを勉強しておいて難ですが、もともと食にそんなに興味はなかったんです。
美食家というより、健康的な食事に興味があり、食文化に疎くて1食に1万円以上のお金をかける価値観があんまり分からなくて。
しかし、ワインを勉強すると「香り」「味わい」「余韻」「温度」といった五感をフルに使って学ぶので、自然と食に対する五感が研ぎ澄まされるのです。
これは、幸か不幸か、いいものとそうでないものの区別がついてしまうようになったので、シチュエーションにより、楽しみ方を変えるようにしました。
例えば、リーズナブルな飲み放題に行くような仲間の時は、ひたすらハイボール(どこで作ってもある程度質が一定なため)で会話や雰囲気を楽しむ、ワイン仲間と行くときは、みんなでボトルを入れてマリアージュする料理を考えて注文して感想を共有するとかです。


さて、今冷静になってワインを勉強し、ワインエキスパートを受験してよかったと思っていますが、受験勉強真っ最中のときのリアルな声をFacebookからそのままご紹介したいと思います。
受験時は楽しくてとても気持ちが高揚していてめちゃくちゃ長いので、読み飛ばしてください。
そして、終盤は勉強が必死すぎて(起きてから寝るまで隙間時間を全部勉強)投稿をしていないようでした。
それでは、生の声をどうぞ。

当時のFacebook投稿

2017年7月1日
ワインエキスパート、8月に受験することにしました🍷✨
かなり無謀なことに気づきました。


2017年7月4日
一緒に学ぶ仲間について、熱く語っていいですか…!?
ワイン受験と、ピラティスインストラクター受験のときのこと。

私が最近はじめたのがワインエキスパートの受験勉強です。ワインスクールの受験クラスにありえない遅れで途中入校して、クラスメートに後れを取っている分=写真の教材の山(苦笑)


8/20に筆記試験、合格したら9/25にテイスティングに進めるので、筆記で落ちるわけにいかない!
自分の出来なさにドン引きしつつ「絶対合格したい」と戦略を練り、とりあえず昨日5時間勉強して、朝起きて復習したんですね、そしたらアホかと思うほど覚えてなくて笑。
そして、気づいたんです。「あぁ私の頭じゃ間に合わんわ」って。

クラスメートがどんどん友達申請をしてくれ、すごくうれしい。しかし、私はこんなヤバい状況だしなおさらどうしようと…

「で、なんで今年受験するの?」って総ツッコミされるところですが、ワインスクールでワインを楽しむクラスに通ってから、理解するとワインがより深く味わえて楽しいことに気づいて、ワインをもっと愛したくなって、理解したくなって、感動したくなって、ワインを楽しむ人たちと共通言語で分かち合いたくなって、勢いで受けることにしちゃった!
そんなこんなで、翌年に持ち越すのは片想いみたいで切ないなと思ったんだもん。

あーどうしよう!!ってなってたら、ある成功体験がフラッシュバックしたんです。
未経験で3ヶ月で、ピラティスインストラクターを受験した最終試験日のことが!

そのときは、OLしながらネットでピラティスを知り、これだ!と思ってその週末からはじまるインストラクター養成コースに滑り込みで申し込んだんです。もう時効ですが「経験者なので」って嘘までついて…。
当たり前なのですが、インストラクターコースに通う人は、経験した上でコースに来る前提なので、コース初日に愕然としました。あーヤバいって。
そこからの巻き返しは、毎日勉強・エクササイズ、ソイプロテインを飲んで2か月で肉体改造しました。「人間、ガチになれば2カ月で身体変わるんだな」って分かりました笑。

1人でもがんばったけど、なんといっても合格できたのは、仲間がいたからです!
同期とは勉強会をしたり、互いに体を貸して練習したり、絵が上手い子がノートくれたり…
人前で声を出すこともできない状態から、弱みも見せつつ励ましあって一緒にがんばりました。めっちゃできる子がいたり、逆の子がいたりしたけれど、とにかく高めあおうと。

そして迎えた最終試験日。解剖学の筆記、実技、ティーチング、グループレッスン指導を1日でやるんですが、最後は全員でグループレッスンを回すんです。
試験日に思ったことは「みんなと一緒に受かりたい!だから絶対受かりたい!」ってことです。
みんなに感謝してもしきれないくらいの想いがあったし、みんなで一緒に受かりたいっていう想いが、自分一人だけの成功欲求を軽く上回ってくる。
そうすると、当日発揮できるエネルギーが、人間一人のパワーを超えていくんです。
自分一人で戦ってるんじゃないんだなって。愛のパワーは強いです。

試験が終わった後、終わったんだっていう想いもあったし、よくわからないすごい感動で、全員号泣する勢いで大人たちが泣いてました。
そして私は自分以上のパワーを発揮して一発合格しました!

もちろんその先も苦戦しましたけれど、そのときの経験は、一人で乗り越えていくってことから、仲間を味方にして乗り越えていくってことに変わった経験でした。
そうして得たものは、一人の弱い人間が、「人に教えられるレベルまで学ぶことができました」っていう成功体験です。それからは、人生はより楽しく変わった気がします。

…と長くなりましたが、ワイン受験でも、一人で籠って勉強してても吸収力に限界があります。
仲間は本当に必要です。
ひとりで打ち込む時間はもちろんすごく必要なんだけれど、想いの面で、仲間がいると全然違うから。
そして、周りの人と共有して、一段階乗り越えたなって思えたら、きっと今後のワインライフはもっと楽しくなると思っています。
初心に戻って、一緒にワインを楽しむこととか、一緒に勉強することとか、テイスティングすることとか…ワイン仲間とシェアしていきたいです。

やってくれる人がいればぜひご一緒したいです。
とはいえ私が貢献できることは何もなさそうなので、受験終わったらピラティスレッスンして恩返しするとか…?ピラティスワイン会を開催するとかはします!
よろしくお願いします!

と超長い文章を書いてしまいました。おかげさまでモヤモアヤがすっきりしたので、気を取り直して勉強します!


2017年8月21日
ワインエキスパートの筆記が終わり、二次のテイスティング対策✨
白の分かりやすそうなものからトレーニング!
からの、ただの飲み笑。
キャップの開け方、間違ってるし…
一次筆記の結果が出たら改めてご報告します!
涙なしには語れないから!!



2017年9月1日

二次試験会場、雅叙園の優美な庭で、水筒のワイン、友達のリキュールの小瓶を嗅がせてもらって参戦。
そして試験中テンパり過ぎて酔っぱらうわ、ワインこぼすわの巻。必死。


2017年10月1日
ワインエキスパート、合格しました✨

奥深いワインの世界の扉がガラガラ開いた〜🍾
ワインの神様、ありがとうー!!🍇

人生変わるよって言われた通り、凝縮した3ヶ月、人生が楽しくなる学びを得て、最高に愛してる仲間を得ました〜🍷

ワインの素晴らしさを教えてくれた先生と、支えてくれたクラスメートがいたからここまで来れました。
とっても楽しくて幸せな時間だったぁ✨

クラスメートの真剣な姿勢にどれだけ引っ張ってもらったことか…みんなノート綺麗だしさ

分からなくても諦めない気持ちがあれば、理解できてくるし、楽しくなるんだなぁ🍇

日本ソムリエ協会から、ご褒美に合格をもらったけど、私はまだまだだから、これからも人生を通して学んでいきます🍷

一緒に戦った時間、鳴り止まないLINE(励ましあい)、楽しく飲んだ時間…
凝縮感のある 果実味豊かな 余韻の長い

いや〜最高かな!

ありがとう!ありがとう!ありがとう!
飲みましょう🍷✨

勉強したテキスト

一次試験直後(打ち上げで答え合わせして飲む)

二次試験直後(すべての品種を外したことを知り、落ちたと思いながら飲む)

ワインの貴公子、尊敬してやまない田邊先生

おわりに


さて、ワインエキスパート受験体験記でしたが、ぶっちゃけこれまでワインを飲んでいた訳ではなく、ひょんなことから興味を持って短期で知識を詰め込んで合格した私です。
そんな経験から、短期で試験に合格する方法、要領の良さは身に着けました笑。
目的が試験に受かるということであれば、少しはお役に立てるのかもしれません。
今度はそんなお話ができるといいなと思います。

しかし、大事なのは、成功体験を得て今後の人生でよりチャレンジできることや、勉強を通して教わる、一緒に学ぶ仲間を得られるということです。
何かを受験しようかなと思われている方には、仲間をつくることをおすすめします♪

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頭脳派ピラティスト SALAサラ / 川口沙織
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