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『読書脳 』樺沢紫苑先生(著) 読書記録

最近Youtubeチャンネルが好きでよくラジオがわりに聴いている、樺沢紫苑先生ですが、2023年9月発売の最新作『読書脳』が発売されました。


今回特に私を読みたくてたまらない気持ちにさせたのが、「AI時代こそ、読解力で差がつく!」という表紙のキャッチフレーズ。

私はフリーランスのイラストレーターをしていますが、まさに画像生成AIが出現し、クリエイター業界が急速に変化しつつある中、正直将来に関して悩むことも多々あります。そんな中で、この『読書脳』はこのAI時代の生き方の1つの指標となりました。

読書が好きな自分にとって、この本に書かれている正しい読書法を実践することで、「これからますます読書が大事になる!お金渋らずにめっちゃ買って読もう!」という意欲や自信になりました。

私にとって響いた点となりますが、イラストと一緒に4点、実践例も入れながらご紹介いたします。

それぞれ後ほどご紹介いたします

1. 本を沢山読めば将来の選択肢を広げることができる

本書では、例えば自分では2つしか思いつかない選択肢を、本を読めば4つに増やすことができる。選択肢は多い方が実現確率は間違いなく高まる、と紹介されています。知らない事は、選べない。すごく納得しました。

振り返ると私自身、独立よりずっと前からフリーランスになった方の本、お金の本を読んだりして、更にそれらの著者の実践的な知識を学んだことがとても役に立ちました。

例えばごく一部の例ですが、
・今から副業として徐々に取り組み、起動にのったら独立しよう
・まずはクラウドソーシングで、低単価でもいいからお仕事例を増やそう
・貯金は、収入がなくても1年以上暮らしていける分は貯めておこう

以上のような著者の「生の経験」を得たからこそ、よいスタートダッシュがきれ、今につながっています。

「情報を集めよう」と、ネット検索に時間をかけてしまう時も多々あるのですが、しかし本書の冒頭でまず大事な前提として書かれていることで、ネット上の情報は断片的であり、本には体系化された知識を吸収することができるとあり、とても共感しました。この時代だからこそまず本に目を通す習慣を心がけたいと思います。

2.アウトプット読書術


樺沢先生が行なっているアウトプットが実際に紹介されていて、以下の3つを1週間のうちに行うと記憶に定着しやすいと述べられています。

①本を読みながらメモ、アンダーライン
②内容を人に話す、勧める
③感想や名言をtwitterでシェア
④twitter・ブログに書評

私は読書が好きな方で、月に3〜8冊程度読みますが、言われてみると概要しか覚えていないことが殆ど。そこで、とにかくアウトプット読書術やってみよう!と思い立ち、描いてみたのが今回掲載しているイラストです。もし参考になればと思い、どんなふうに描いたのか以下に実践例を記載します。

実践例

①まずさらさらっと読みながらアンダーラインを引きます。

②ラインを引いた部分をもう一度見かえし、イラストにしたい部分を4つに絞りました。また同時にその場でラフイメージを付箋の上に描いておきます。

実際の写真



③iPadのお絵描きアプリで正方形のキャンバスを4つ作り、本を開いて該当部分を読み返しながらそれぞれの説明を最低限の絵と文字で描きました。

掛かった時間

②の要約から③の描き終えるまで1時間少し程度だったと思います。絵を描く方に時間がかかると意味がないので、絵が苦手な方は棒人間で全然いいと思います。

嬉しい出来事!

発売日から数日後、出来上がったこちらを早速tweetしたのですが、嬉しいことに、樺沢先生ご本人にリポストしていただきました。とても嬉しい体験となり、これからも読書記録していこう!と大変励みになりました。


3.スキマ時間読書術


私は週に1回、デザインの仕事のため大阪へ出かけます。自宅から電車で片道1時間程度かかるため、読書タイムにしてきました。しかし本書で「電車の中でスマホを触るのは最大の時間の無駄」と言及されていますが、やっぱりどうしてもスマホ、触っていました。本の上にスマホ、という器用な体勢をしてまで。

こんな感じ

樺沢先生は本書に述べらている通り、月に30冊、ほぼ全てスキマ時間に読んでおられていてそのほとんどが電車の中と待ち時間らしいです。

本書の読了後は、樺沢先生の「最大の時間の無駄」という言葉を思い出して極力移動中は触らないようにしています。どうしても急ぎのメッセージ返信とかをしてしまうのですが、大分スマホ時間も減り、今月(2023年9月)は沢山読めた実感が確かにあります。


4.「本を読んだ」の定義

樺沢先生の考える「本を読んだ」の定義は、
①内容を説明できること
②内容について議論できること

これができないと本を読んでいる意味がない、と記載されていてまさに図星の思いでした。全く話せない=身になっていないということです。

そこで「話す」の実践をしてみた

今回は本書の内容を、まずsnsにアウトプットしてから、実家で父母にご飯を食べながら話してみましした。

すると父母「本や勉強したこと、これから話しあおう!」という話になったので、ちょっと嬉しかったです。家族の一つの話題としても本の感想はとてもいいと思います。

まとめ

あとがきの樺沢先生の言葉を読んでちょっと感動したのですが、樺沢先生は精神科医として「日本人の自殺、うつ病を減らす」というミッションを掲げていらっしゃっていて、でも現実、元々健康への意識の高い人しか、健康に関する本を読まない。本書の読書術の本を書かれた本当の理由は、読書を習慣にする人を増やし、日本人の読書量を増やし、病気になる人を1人でも減らしたいと書かれています。

私も例えばですが父母にこうして本の説明をしたことで、本に関心を持ってもらえてほんのちょっとでも自分も貢献できたかもと嬉しく思いました。自分のためだけでなく、こうして他の人にも伝わる読書のアウトプットは素晴らしいと今回発見できました。

今回のnoteは少し長くなりましたが、私も書く・描く・話すのアウトプット、どれか1つでも、一言でもOKと思って気軽に続けていきたいです!


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