DJシステム完全お引っ越しマニュアル (9)
これからお話しするのはifの物語。Windows PCを新調した世界線。
待望の特別定額給付金が無事、主宰の銀行口座に振り込まれた模様です。この日に合わせて、Lenovo公式サイトからIdeaPad C340のCore i5モデルを購入済。諸々の設定を済ませ、ちょうど不要ソフトのアンインストールを一通り終えようとしていたタイミングでした。ようやっと肩の荷が下りる、長い戦いでした。あとは分割払いを完遂させるのみ。
とここで玄関のインターホンが鳴り響きます。時間指定配達をお願いしていたDJコントローラーが届いたようです。Native Instruments社のKontrol Z1。これが欲しかったんだよこれが、なんて言いながらダンボールの封を切る。ここにDJ配信でもお馴染みPro Cable社のケーブルを接続。せっかくなのでメインアウトは盛大に自宅のステレオから。バッチリ予算10万円以内。
新DJシステムをイメージ画像で概観します。
(画像引用:the比較、Amazon.vo.jp、ミュージックハウスフレンズ、 StreamScheme)
PCからUSBでZ1へ接続。モニター用ミニジャックにヘッドホンを装着したら、向かいのアウトプットからRCAケーブルで出力。Rekordboxを起動し設定画面からZ1をMIDIマッピング、左右2つのフェーダーに割り当てられれば環境完成。XSplit Gamecasterを起動しYouTubeLiveの配信設定が完了すれば、もう今すぐにでも配信可能となります。本当に、あっという間。
画面録画機能があるからキャプチャデバイス要らず。編集も不要。浮いた分のお金でUSBメモリまで買っちゃいました。対照表とあれだけの時間にらめっこしていましたから、スペックも一切問題なし。主宰初となるメモリ8GBの世界は、想像を絶する快適性。めちゃくちゃ軽い。瀕死状態だったディスプレイがFHDに生まれ変わる。瀕死状態だったHDDが爆速SSDに進化する。
今、天にも昇るような気持ちでこのコラムを書いています。ぽっと出のコラムくらいのつもりが、文字数換算すればもうじき短編小説の目安すら超えんとするボリュームにまで膨らみました。ようやくこれで大団円です。意外と終わってしまうのは寂しいものですね。中身がひどく薄かったとはいえ、はからずとも月を跨ぐほどの連載企画にもなりましたから。
定番モデルをチョイスしながらも、独自の使い方を模索/提案してきました。PCDJならMacbook一択でしょう、という世間の風潮にもあえて一石投じておきます。30年来のWindowsユーザーには手に取るようにわかる。あなたがApple製品を選ぶ理由、それでもあなたがあえてWindows PCを選ぶ理由。それぞれに味があり、それぞれに良さがある。もはや悟りの境地。
2020.08