マガジンのカバー画像

『鎌倉殿の13人』つれづれ

23
2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を見てつれづれ思ったことを書きました。おもにあきれたこと。
運営しているクリエイター

2022年11月の記事一覧

まつりごとは誰の骸も必要としない

先週(10月30日放送、第41回「義盛、お前に罪はない」)、 義時がまた、おぞましいことを。 和田一族の乱。結果は北条の圧勝。 惨殺死体であふれる鎌倉の町を歩きつつ、涙を流す現・鎌倉殿=源実朝。 実朝「まつりごとというのは、かくも多くの者の骸(むくろ)を必要とするのか」 義時「鎌倉殿(=実朝)がお生まれになる前から、多くの者が死んでいきました。 それらの犠牲の上に、この鎌倉はあるのです」 ここだ。 半年前から私が、このダウナーなマガジンで言いつづけているのはここだ。