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『鎌倉殿の13人』つれづれ

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2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を見てつれづれ思ったことを書きました。おもにあきれたこと。
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2022年5月の記事一覧

『鎌倉殿の13人』は私たちの社畜魂をここちよく慰撫してくれるクスリだった

前回の投稿後、友人と 私「きっと最終回にさ、さんざん人を殺しまくって一人勝ちした義時くんが目に涙をためて 『俺の人生は何だったんだろう』 とか反省して、恋女房の八重さんに 『殿のせいではありません。殿はよくがんばりました』 って背中よしよししてもらって終わるんだよ」 友人「いやそれはさすがにクズ過ぎるだろ(笑)」 という会話を交わした。 2週間前のことだ。 そしたら、なんと昨日の回のラストシーンが 目に涙をためて反省する義時くんと、その背中をよしよしする八重さん だったので

『鎌倉殿の13人』の頼朝のキャラがブレすぎていて理解できない件

毎回驚かされてばかりの『鎌倉殿の13人』だが、 昨夜の壇ノ浦の回は斬新すぎて、声も出なかった。 まさかと思っていたら、そのまさかだった。 平知盛ぬきの壇ノ浦。 知盛ぬきの壇ノ浦なんて、 丸ビルのない丸の内、 みかんの乗ってない鏡もち、 いやむしろ、鏡もちに乗ってないみかんじゃないか。 あれはみかんじゃなく橙(だいだい)だというツッコミはこの際なしだ。 あきれるあまり、自分でも何を言っているのかわからない。 源平サーガ屈指の名場面、稀代の名台詞、 「見るべきほどのこと

もはや疑問しかない『鎌倉殿の13人』

あんまりばかばかしいからもう書くのは止めようと思っていたら、いまの大河ドラマの内容をまるっと信じているらしいまとめ記事を見つけてしまって、とほうにくれて、またこんな文章を書いている。 以前、 「亀の前のお家を義経がぶち壊したという史実はありません」 とはっきり書いてくれている歴史家の先生がいたのだけど、 本当に私なんかじゃなくプロの方がちゃんと釘をさしてくれないものだろうか。 義経の正妻が、義経を暗殺に来た刺客(土佐坊昌俊)を手引きした? 静御前に嫉妬して、彼女を殺させる