カサンドラな私のライフハックノート#0
こんにちは。読書と猫が大好きなサラと申します。
幼稚園で造形活動の講師をしている、三女の母です。
こんなタイトルのブログを開いてくださるあなたは、ひょっとして私と同じような立場の方でしょうか…? 今にもストレスで家を飛び出そうとしている、もしくは子どものことが理解できずに真っ暗なトンネルの中を孤独に歩いている、はたまた旦那と日常会話すら出来ずに絶望している…。
これは全部、私が通り抜けてきた道です。安心してください、あなたの事ではないのです。でも、ひょっとしたらあなたもどこか似た状況かもしれないし、どんな人もいろんな状況の中で頑張っているのに、どこか苦しい。
本当は、美味しいケーキや音楽の話をしたい。楽しいことを考えていたら、一時の不安や不満は忘れられます。私だって、こんな人生の暗黒をnoteに書くのは時間の無駄かもしれないと思っています。でも、それでも何故書こうと思ったかというと、
「苦しさを我慢するだけでいいのか?」
という事に気づいたからです。私は仕事で、「子どもの権利」ということを学んで実践しています。障害のある子ども含め、インクルーシブな保育について学んでいます。
先日、私はASD傾向の強い旦那の言動に本当に納得いかずにプンプンしていました。三日ほど、無駄にイライラしながら過ごしてしまいました。発達障害がなければ絶対にないだろ、サイコパスや!という言動でした。こんなことは日常茶飯事なのですが、暑さによる寝不足や、夏休みの子育ての負担、仕事の事などで疲れていたせいか、ブチ切れすぎてふと冷静になりました。何かしら自分に呆れてしまったのです。
「この空しい時間は一体なんだろう?」
「妻の権利はどこ行った!?」
「逆に、夫の権利ってなんだろう」
結婚して約二十年ほど経ちますが、結婚当初よりASD旦那への理解はとんでもなく進みました。娘の不登校から旦那の発達障害(神経発達症)に気付き、専門書やYouTubeの心療内科の先生の動画も多数拝見しました。
「生まれ持った障害だから変わることはないです」
「悪気はないので、障害への理解が進むと負担は減るでしょう」
「自己理解も大切です。なぜその相手を選んだのかを理解しましょう」
知っていることばかりなのですが、理解したからといって解決方法は誰も言ってくれません。さらに、男性の立場から見たカサンドラ症候群(医療機関へ受診するほど身体症状が出ている方)への言及がほとんどです。カサンドラ当事者の女性・母親が、何が必要で、どんなことを考えて、どんな解決策があるのかを語っている場所がほとんどない、という事に、ブチ切れた私は気付いてしまいました。
自分に正直になったとき、ふと、子どもの頃の自分はもっと自由だったことを思い出しました。昔の私はこんな性格じゃなかったし、好きだったことが沢山あったのに、今はめっちゃ我慢して、何かを歪めて生きている。
素直な気持ちで今の自分の日常を振り返ったとき、カサンドラって一体何?ネットに出てくるカサンドラの情報は何か違う、といつも思うのに、なぜか納得させられていた気がする。ほんとうは納得いかない。
そう思ったとき、何か自分の中にほんの数ミリくらいの光が見えたような気がしました。
ふと思うのです。
本当なんだろうか?
それしか無いと、誰が決めたんだ!?
(一応の解決方法もあることは知っているのですが、実践記録がほぼ無い)
私がもうずっと、何十年も誰かに書いて欲しかった文章を、自分で書いてみようと思い立ちました。誰を責めるわけでもなく、客観的に役に立つ、カサンドラのためのカサンドラによるライフハック物語です。
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