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映画日誌’24-52:インターステラー
trailer:
introduction:
『ダークナイト』『インセプション』などの鬼才、クリストファー・ノーラン監督によるSF超大作。地球環境の変化によって人類の滅亡が迫る近未来を舞台に、家族や人類の未来を守るため、未知の宇宙へと旅立っていく男の姿を描く。『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒーが主演を務め、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、マイケル・ケインらが共演する。第87回アカデミー賞で5部門にノミネートされ、視覚効果賞を受賞。2024年、公開10周年を記念し、2014年の日本公開当時と同じ11月22日に再上映された。(2014年 アメリカ)
story:
近未来、地球規模の異常気象と飢饉により、人類は滅亡の危機を迎えていた。元宇宙飛行士のエンジニアで現在は農場を営みながら二人の子どもを育てているクーパーは、NASAの要請に応じてラザロ計画に参加することに。その計画とは、土星付近に突然発生したワームホールを通り抜け、居住可能な新たな惑星を探し人類を移住させるという、人類の限界を超えた前代未聞の極限ミッションだった。クーパーは幼い娘を地球に残し、少数精鋭のクルーとともに宇宙へと旅立つが…。
review:
何度、劇場のスクリーンで観たか分からない。2020年に『TENET テネット』公開にあわせてIMAX版でリバイバル上映された際には、池袋グランドサンシャインシネマのIMAXレーザー/GTテクノロジーのチケット争奪戦を勝ち抜いた。そして今年(2024年)は公開10周年を記念してのリバイバル上映だ。今回も熾烈なチケット争奪戦が繰り広げられている。課金して会員になっても販売開始5分で埋まってしまう池袋は諦め、二子玉川のIMAXレーザーにしたんだが、ふと、なんでみんな(ワイも)狂ったように何回も観るんや、と。あれは映画っていうよりアトラクションなんだな…。
というわけで、最初の公開からもう10年経っているのである。ミラーの星なら1時間とちょっとであるが、さすがに10年経つと、ティモシー・シャラメがケイシー・アフレックにはならんやろ、みたいな発見があったりする(そこか)。しかし10年経とうと、何度観ようと、観る度に新鮮な驚きと感動が押し寄せてバッキバキになる。アホで忘れっぽいのでディテールをほぼ忘れているっていうのは置いといて、この後の展開を知っているからこそ泣けてしまう別れのシーンもあったりするが、全く色褪せない。インターステラーだけ重力の関係で時間の進み方が違うのかなぁ。
10年の間に散々語り尽くされてきたので、今更レビューなど書かないが、全人類はIMAXのスクリーンでインターステラーを体験すべきである。これから人類が辿るかもしれない運命、人類を救うために想像を超える危険を冒し犠牲になる人々、宇宙という絶望、成し遂げるかもしれない偉業。しかしそれが人間である以上、そこには個人的な動機や葛藤が横たわり、その愛は宇宙の果てまで届き、そして必ず帰ってくる。その全てを目の当たりにするべきだし、これを映像化したクリストファー・ノーランの才能にひれ伏すべきだ。次のリバイバル上映も必ず観るのだろうし、きっとまた、咽び泣くのだろう。
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